ともすると目的を忘れてしまい、手段が目的化することがあります。
労働者の福祉向上のためにつくられた労働組合が、労働組合そのものの存続のために労働者を食い物にするが如きの話もあります。
もちろん我が連合静岡の仲間の話ではありませんよ。
職を失い住居を失った失業者のためにつくられた緊急融資制度(就職安定資金融資)を悪用して、ブローカーなどが暗躍して手数料を稼ぐ手口もその類かもしれません。
開港間近い静岡空港は、県内企業や県民の県外との交流の利便性を高めるためにつくられたはずです。
しかし、なにやら空港そのものが目的化してしまい、維持するための施策に走っているような気がします。
日本航空と結ぼうとしている“搭乗率保証”もおかしな話です。
1日3便飛ばせるために“搭乗率保証”を結び、搭乗率が70%を下回った場合には1席当たり15800円を県が税金から支払うというものです。
県議会会派「平成21」がこれに対して反対し、来年度予算からこの“搭乗率保証”を削除した修正予算を提出すると聞きました。
大賛成であります。
また子どもたちの修学旅行先に静岡空港発の中国行きを半ば強制的に誘導させられて父兄から苦情が寄せられている話も聞きます。
早く本来の目的論に立ち返っていただきたいものですね。
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