志を立てて行動しよう

静岡地協定期大会でこんなご挨拶をいたしました。

「…『もう政治が滅茶苦茶だ！』とまわりの人たちから責められます。
これが自民党政権なら、私は率先して街頭に立って攻めたてたでしょう。

しかし与党民主党を支援しているとそうはならない。
どうするか？恨んだり愚痴をいってもはじまらない。
それに対抗する手段は何か？きちんとその不平・不満を伝えることだ。
与党だらこそそれができるし、することが私たちの義務でもある。

１２月１日に国会へ出向き、抗議のための陳情行動を行った。
事業仕分けで「未払い賃金立替制度」の廃止などを決定したためだ。
そして、その意は通じた。

連合本部の会議で、TPPに対する連合の考え方を強くアピールするよう求めた。
どんどん衰退している日本経済、ここから脱け出すためにはアジアと一体的に成長していくことが必要だ。
そしてそのためにもTPPに参加し、急いでそのルールづくりの交渉から入らねばならない。
そんなことは日本の経済政策の初歩である。
すでに韓国はアメリカやEUとの交渉を終えて、中国との交渉に入ろうとしている。
その条約が発効すれば、韓国メーカーは関税ゼロで輸出ができるようになり、圧倒的に日本メーカーは不利となる。
もちろん乗り越えなければならないハードルは多い。
だからこそ決断は急がなければならないのだ。

しかし政治が動かない。連合も動かない。
それでは日本がますます沈んでいく。
志を掲げて行動しよう！せめて私たちだけでもそうしよう」