南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

伝えたいこと

2012-12-09 14:48:21 | 政治
昨日は連合静岡ユニオンの定期大会と沼駿三田地協定期大会がありました。
かたや10人、かたや200人と規模の違いはあれども、どちらも立派な大会でした。

連合静岡ユニオンでは2010年3月にあった電話相談をきっかけにして結成された、ユニオン〇〇分会の労働紛争についての報告がありました。
労働組合を結成したことに反発した会社側は、3名の労組役員の解雇・減給という不当労働行為に打ってでました。
団体交渉を重ねても解決しないため、県労働委員会に「あっせん」を求めますが、不調に終わります。
そこでユニオンは労働審判に提訴し、3回の審判の結果、全面的に勝利します。
しかし会社側は、それを不服として静岡地裁での本裁判に持ち込みました。
また会社側は労組役員の些細なミスを連日詰問して、一人の役員を精神的に追い込んで、休職に追いやります。
ユニオンは県労働委員会に対して「不当労救済申立」を行うとともに、解雇処分が解けないため生活費もままならない役員の「賃金仮払申立」を静岡地裁に提訴します。

こうして「労働審判」「県労働委員会」「静岡地裁本裁判」と戦いの場は広がり、およそ1年かけてすべてに勝利します。
しかし紛争はさらに上級審へと進みますが、この11月に「中央労働委員会」の場において会社側より「一括和解したい」との意向が出されようやく解決しました。

法律が労働者の味方であっても、それだけで労働者が救われるわけではありません。
もし仮に、このようなケースで労働者個々人だけで戦えるでしょうか。
ユニオンで戦っても2年が優にかかりましたし、「和解」が成立しなければ戦いは延々と続きます。
結局お金が尽きた労働者が泣き寝入り…残念ながらそれが現実です。

総選挙の真っ最中です。
今日は西部地区のふたつの集会に参加しました。
「ほんとうに働く人たちを守る政党はどこか。
労働者派遣法を制定したような政党や、最低賃金法を廃止すべしなどという政党や、解雇規制緩和を進める政党でないことは確かだ。
働く人たちがよく考えて、自分の首を自分で絞めないようにしよう」と訴えてきました。

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