南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

言霊(コトダマ)

2013-01-20 16:37:53 | ユニオン
JAM静岡の単組役員セミナーでの講演を頼まれました。
役員就任2~3年の比較的若手役員が対象と聞きましたので、アレコレと悩んだすえ、私自身を支配している「言霊」について話しました。
「言霊」とは日本古来からある概念で、万葉集にも柿本人麻呂のこんな歌があります。
「敷島の大和の国は 言霊の助くる国ぞ 真幸(まさき)くありこそ」
(わが日本の国は言霊が人を助ける国です。どうかみなさんお幸せに)

言葉には不思議な力があります。
発する言葉によっては人を不幸に陥れたりもしますが、夢や目標を実現させる力の源にもなります。
私の「言霊」を紹介しながら、「言霊」の正体を知り、「言霊」を上手く支配することを知って欲しいと思ったのです。

セミナー終了後の懇親会で参加者の中から代表して10名の方に、それぞれの人生の中で影響を受けた「言霊」を発表してもらいました。
その「言霊」を繋いでいったら、こんな素敵なストーリーになりました。
“⚪⚪⚪”が、みなさんの「言霊」です。

“君しかいないんだ”
そう言われた私は“人生は一度きり”だから挑戦してみようかと思いました。
でもどうしても踏み切れない弱い私がいます。
先輩に相談したら“克己心”を持て、自分自身を乗り越えろと言ってくれました。
しかし、“俺は、俺が何も知らないことを知っている”からと答えたらそれでいいんだよと無知の知の話をしてくれました。
そして“失敗してもいいからやってみろ”と進めてくれます。
優柔不断な私をみてまた別の人はこう言いました。
“冷たいか熱いかどちらかにしろ、中途半端は良くない”その言葉で決心しました。

何をしたらいいのか分からない時は、とにかく“良いと思うことをする”ように心がけています。
何事も“10%が自分の才能、20%が哀しみ、30%が努力で、残りの40%が運”です。
“組合の仕事も、会社の仕事の糧になる”と思うし、“辛い時は、幸せまであと一歩”だと考えるようにしています。
とにかく悩んだら“人生、目の前のホームに入ってきた電車に飛び乗るのもひとつの手だよ”ね。

私も楽しいひと時を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。