南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

また繰り返すのか?

2009-07-16 17:22:09 | ユニオン

県庁で偶然に行き会った人から不穏な話を耳にしました。
「浜松へ行くと生活保護が受けやすいために各地からそれを狙って移動して来る。
派遣会社に勤めても5日もいたら辞めていく。
そんなことを増長させていいのか」
嘘か誠か分かりませんが、確かに派遣村以後の浜松市における生活保護者は増加しているそうです。
善意の行動や制度を悪用することのないように、次のステージは働く場を彼ら彼女らに与えることですね。

労金に多大な協力を願って実行している「就職安定資金融資」も半年が過ぎてそろそろ元金の返済に入る時期となりました。
しかし滞納者が増加しそうです。
7月15日現在で1,234件の申し込みがありましたが、そのうち就職できた人はわずか21人しかいないとのことですから当然と言えば当然です。
景気悪化の底打ちをしたというものの雇用状況はまだまだ深刻です。

そんな状況下ですが、一部では残業や休出が発生しています。
エコ減税の効果もありますが、またぞろ企業は売り込み競争に走っています。
なぜお客さんに待ってもらうことを良しとしないのでしょうか。
欲しいものなら1年待っても買ってくれます。
そうすれば永続的な雇用機会が生まれるでしょうが、緊急増産では雇用は増加しません。
企業活動も新しいスタイルに転換すべきですし、法的な残業制限もきちんと整備することが本当に求められています。

「あなたの残業 わたしの失業」。
あれだけ議論したワークシェアリングもどこかへ消えてしまってはいませんか。
連合も真剣に考えなければなりません。