南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

「知」の財産づくりとしての「場」づくり

2009-01-16 17:12:12 | ユニオン

9日に行なわれた雇用対策会議で「物の製造への労働者派遣は是か否か」を議論しました。
様々な意見が出されましたが、総じて約8割の委員が「物の製造への労働者派遣は禁止すべきだ」との考えでした。

今日は3役会議と執行委員会で同様の議論をいたしました。
ここでも多様な意見が出されましたが、やはり約8割の委員が「物の製造への労働者派遣は禁止すべきだ」との考えでした。

全面的な禁止はすべきではないという委員もおりますが、現在のままで良しとする意見ではありません。
セーフティネットを整備するとともに、雇用責任についても明確に法律で定め、違法行為については罰則規定も設けたり、悪質業者に対しては登録取消もすべきとしています。

これらの意見をすべてまとめて連合本部へ提出し、連合本部としての見解も明確にされるよう求めたいと思います。
このような意見交換の“場”は大変参考になります。
個人個人の貴重な考え方や知識は“場”をつくって発言しない限り“暗黙知”として眠ってしまいます。
その貴重な知識を発言することで表に現すことにより、組織内の人が自由に使える「知」の財産が出現します。
自由闊達に意見を交換できる“場”をできるだけたくさんつくることで組織のパワーは増大します。
当然、受け手側の受信能力も重要であり、常にアンテナを高く張っておく必要があります。

もちろん会議における“場”だけが“場”ではありません。
職場の“場”もそうですし、日常生活の“場”もそうですし、このブログの“場”もそういった“場”のひとつです。
インターネットを活用すれば時空を超えた存在としての“場”が無数に誕生します。
自らを高めるためにも、ぶつかり合い、切磋琢磨する多数の“場”をもつことを心がけていきたいと思います。