南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

ミサイル6発 大騒動

2006-07-05 17:41:34 | Weblog

朝起きるとテレビでは北朝鮮のミサイル発射で大騒ぎ。
150年前の1853年、ペリー艦隊4隻が浦賀に来港、翌年は7隻で神奈川へあらわれ大砲(空砲)で脅しをかけながら日米和親条約を締結させました。
これを契機に日本は長い鎖国から、一気に開国に向かいました。
当時の狂歌は「泰平のねむりをさます上喜撰(蒸気船)たった4はいで、夜も眠れず」と謳いました。
上喜撰とは上質のお茶のことで、これを4杯も飲むと夜眠れなくなることに掛け合わせた狂歌です。

ミサイル6発の意味するものがなんであるのかは現在のところわかりませんが、黒船の撃った空砲とは大違いです。
スカッドミサイルは韓国を射程距離に置くミサイル、ノドンは日本を、テポドン2号はアメリカを射程距離に置くミサイルです。
私たちも国防というものを真剣に考えるよい機会としたいものです。

しかし北朝鮮の狙いが本当にわかりません。
単純に米国との交渉を求めるものにしてはあまりに幼稚です。
韓国との良好な関係にも水を差しました。
中国の面子もつぶしました。
日本の新潟港にはマンギョンボン号が入港する寸前でしたし、めぐみさんの夫とされる金英男さんと日本のマスコミとの会見も明日に予定されていました。

ひょっとすると北朝鮮で大きな歯車が回り始めているのかもしれません。
心配されるのは軍部の暴走です。
ガンジーの唱えた「非暴力の精神」が、混沌とした国際情勢の中で急速に薄れつつあることに大きな危機感を覚えます。