南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

元から正せ!

2006-07-04 22:03:11 | Weblog

連合東海ブロック主催の政策研究集会から無事に(?)帰ってきました。
2日目の具体的問題提起がなかなか面白かった。

ひとつめは「ニートの実態と支援対策について」・・・NPO法人の報告です。
報告者の鈴木さんは、『ニートと引きこもりは同じ存在』であり、『働きたいけれど働けない社会的弱者』であり、労働組合としても『ジョブコーチ方式による職場体験プログラム』導入による支援を検討されるよう提案されました。

ふたつめは静岡からの問題提起です。
『外国人居住者との共生問題について』、湖西市議の池田さんが報告されました。
東海ブロックにも署名活動の協力をいただいた「ブラジル政府との犯罪人引渡し条約の締結・・・」を題材として、これから避けて通れない外国人との共生問題について労働組合としても積極的に関わっていく必要性を訴えました。

みっつめは今年1月にまとめあげた『公共サービス・公務員制度のあり方に関する連合の考え方』を自治労三重県本部の酒井さんが報告されました。
恥ずかしながら私自身もこの報告書については承知しておりましたが、全文読んだのは初めてでした。
国民の多くは公共サービスの充実は求めますが、財政面からしても現状のシステム下での実現は困難です。
だからこそ「新しい公共」の担い手は、官、民、NPOなど多様な提供主体のベストミックスによるべきである、としております。

分散会では、この3つの課題を中心に活発な議論がされました。
私の受け持った分散会では最後に、会場の参加者から出された意見の中で記憶に残った言葉を使い、私なりにこうまとめました。
①じゃあ、どうするんだという議論の場をもっと持とう。
②現象は分かった、原因を追究し、元から正そう。
③仕組みやシステムを変えなきゃ駄目だ。
④私たちの意識も変えよう。政策とともに、我々自身の頭の切り替えをしよう。