JAL筆頭株主のジェットスター・ジャパン
傘下にジップエア/ZIPAIRTokyoを有す
2社のLCC
今後の動向は?
ジェットスター、10月国内線さらに減便 減便率58%に | FlyTeam ニュース
2020/09/29 20:10
ジェットスター・ジャパンは2020年10月1日(木)から10月30日(金)まで、国内線を追加減便します。全23路線中、成田発着の7路線が対象で、減便数は計152便です。
今回発表された減便分を含めると、全国内線における減便数は計1,701便で、
計画便数2,932便に対する減便率は58.0%となります。
今回、減便が発表されたのは、成田発着の新千歳、関西、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、那覇線です。
ジェットスター・ジャパンの国内線の減便数は、
6月以降順に2,532便、1,772便、1,133便、1,830便、1,701便で推移しています。
減便率では、6月が89.9%、7月が56.7%、8月が33.3%と改善傾向にあったものの、
新型コロナウイルスの再拡大局面を受け、9月は57.0%、10月は58.0%と、7月と同レベルに戻っています。
なお、ジェットスター・ジャパンは今後も需要動向を考慮しながら、
- 10月以降の運航計画を変更する可能性があります。
■追加減便の路線
(路線名: 対象日、 追加減便、 減便総数)
成田/新千歳線 :10月2日~10月7日、追加10便、 計178便
成田/関西線 :10月1日~10月7日、 追加12便、 計114便
成田/福岡線 :10月1日~10月29日、追加40便、 計262便
成田/長崎線 :10月1日~10月31日、追加28便、 計62便
成田/宮崎線 :10月3日~10月31日、追加26便、 計76便
成田/鹿児島線 :10月2日~10月30日、追加26便、 計90便
成田/那覇線 :10月1日~10月7日、 追加10便、 計64便
期日: 2020/10/01から
現在の保有機数は
エアバスA320ceo. 25機
A321neo (LR)を3機、順次導入予定だったが
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2020年9月29日 sky-budget
ジェットスタージャパン、2020年度決算を発表 純損失約78億円
2020年9月16日 sky-budget
ジェットスタージャパン、希望退職者の募集を開始 日経報道
対象はパイロット及び客室乗務員となっており、
長引く新型コロナウイルスの対策として人件費の削減を行う模様です。
同社は既に当初の事業計画よりも大幅に減便し、
受領予定の機材も時期を延期するなどして事業計画を見直していますが、
今後も正確な需要の回復が見通せない状態となっています。
また第2拠点の関西空港の規模縮小も検討しているとしており、
今後既存路線へ影響が出ることが予想されます。
昨年まではパイロット不足が嘆かれ、
業界でも高水準の待遇で人材を獲得していると噂があった同社ですが、
この1年で事態は急変しています。
日本航空はジェットスタージャパンに50%を出資し筆頭株主となっていますが、
傘下に100%出資のジップエアも抱えており、
新型コロナウイルスの長期化で今後のLCC事業への投資を見直すのかも注目となります。
↓ジェットスタージャパンの以前までの出資構成は以下の通りです。↓
カンタス航空33.3%・日本航空33.3%・三菱商事16.7%・東京センチュリー16.7%
↓これが最新では以下の構成になります。↓
◇日本航空50.0%・カンタス航空33.3%・東京センチュリー16.7%
ジェットスターグループ概要
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ジェットスターグループだった
ジェットスター・パシフィック航空 [ベトナム ホーチミン本拠地 17機保有]は
ジェットスター30%出資していたが
2020年7月、ジェットスター・パシフィック航空からジェットスターが撤退した
ベトナム航空100%パシフィック航空に戻した
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カンタス航空とジェットスター、本社機能の統合を検討 各施設の賃料を削減へ
カンタス航空は、コスト削減を図るために傘下のジェットスターとの本社機能の統合を含め、
各施設の賃料の削減する方針を明らかにしました。
今回の統合等を含めたコスト削減の方針は、既に発表済みの人員削減に起因するものとなり、
当面以前よりも小さいエアラインになるためにより効率性を高めグループの将来に向けた準備をするものとなります。
カンタスグループの年間の各施設の賃料は、4,000万オーストラリアドル(約31億円)となっており、
現在シドニーとメルボルンにあるフライトシミュレーターセンターやブリスベンにあるカンタス航空の重整備施設など、
一部の航空施設は移転の可能性を検討し、両エアラインの本社機能を統合することも検討するとしています。
既に同社は、国際線用機材となるA380やB787を保管料の安価なアメリカの砂漠地帯で保管するなどしており、
新型コロナウイルスの影響を受け、可能な限りのコスト削減を進める方針です。
カンタス航空、2021年7月まで国際線の運航を停止する見込み
2020年8月20日 sky-budget