福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

アシアナ航空、A350旅客機を貨物輸送用に改修 世界初✈️

2020-10-07 08:00:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)
旅客機の貨物機改修は旅客機の運休で貨物便の逼迫から
多くのエアラインが取り組んだ。
しかし、アシアナ航空11機保有の最新鋭機A350の貨物機改修とは・・・
アシアナ航空の置かれている立場から稼ぐ必要がある
目先稼げるのは貨物便であるが大韓航空の貨物部門の稼ぎに
大きく見劣りしていることから何らかの手を打つべく策なのだろうが・・・
保有機の中で
A380  6機 恐らく遊んでるでしょう

買収交渉の白紙化で韓国政府が公的資金投入する
事実上の国有化の感じですが
さてさて ・・・先行きは如何に‼️


エアバスは2017年4月24日(月)、アシアナ航空に初のA350-900を納入、機体記号(レジ)「HL8078」で、
ビジネス28席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー247席の計311席仕様です。
アシアナ航空 Airbus A350-900 (HL8078)
関空初就航  2017/06/15               撮影場所 メガソーラースポット 
関西国際空港 - Kansai International Airport [KIX/RJBB]



アシアナ航空は2020年9月、
世界で初めてA350旅客機の客室を貨物輸送用に改修しました
改修はエアバスが開発したソリューションを採用し、
航空会社向けの整備技術情報通報(サービス・ブリテン:SB)としても公開されています。
エアバス、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)、アシアナ航空の3者連携で、開発されました。


貨物輸送用に改修されたA350は9月最終週にソウル発ロサンゼルス行きに投入され、
IT・電子機器、衣料品などeコマースの輸出品を搭載しました。
10月から、ソウル/ホーチミン線など需要の高い路線にも投入される予定です。

この貨物輸送用に旅客機を改修するプロジェクトは、エコノミーシート283席を取り外し、
床をカーゴパレットに交換、荷物を床に固定する機器を装着しました。
この改修作業は、2週間に渡りました。
改修でA350の貨物搭載容量は5トン増え、計23トンになりました。

EASAはコロナ禍の初期段階では、医療・緊急貨物輸送について、
航空会社に適用除外のガイドラインを発行しました。
その後、エアバスはEASAと協力し、
旅客機の貨物輸送用の改修・改造についてSBを策定しています。

A350に適用されたSBは、
シートへの貨物搭載と比べ、積み下ろし作業が速く、かつ容易で、シートの消耗を抑え、
防火対策を講じることで安全性が向上します。
シートと機内エンターテイメントを取り外し、貨物パレットと関連する安全装置の設置、
そして旅客機に戻して運航する際の客室再設置の手順も含まれています。
このSBは、コロナ・パンデミック以降も有効の対策です。



アシアナ航空の売却話は白紙化。公的資金投入で国有化か??
⬇️

保有機材は





世界最大の航空機メーカーボーイングの独占に、何故エアバスは追いつき、追い抜くまでになったのか❓

2020-10-07 00:10:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)

                   世界を代表する航空機メーカーであるボーイングとエアバス。
2020年8月末現在の受注残高は
  ボーイングが5,160機  内★737MAX 4,117機
 エアバスが7,501機 内★A320neo 2,882機 
A321neo 3,070機ファミリー計 5,952機
1916年創業のボーイング社に対し
1970年に誕生したエアバス社
世界最大の航空機メーカーとして君臨していたボーイング社
欧州が手を組みボーイングに対抗を仕掛けたエアバス社
8月末受注残高に大きく開きがでた
何がこうさせたのだろうか?不思議である
ボーイング737MAXの墜落事故による機体不備事件が大きく影響しているが
日本のエアラインのエアバス導入の事例から読み取れるでしょうか?

1970年代から2014年までジャンボジェット(747型機)が国内線に就航し、
2011年にはANAが最新型機の787を世界で初めて就航させるなど、
日本では長い間、ボーイング機の存在感が大きかった。
実際、ANAもJALも主力機はボーイング機が占めていた。
日本におけるエアバスの存在感が増している。

2016年12月登録
全日空 Airbus A320neo (JA211A)   neo1号機
2019年6月登録
日本航空 Airbus A350-900 (JA01XJ)  1号機
日本航空 Airbus A350-900 (JA01XJ)
エアバス最新機のA350は機内の気圧を従来機より高く保ち、
燃費効率も同規模機より約25%も向上させるなど、最新技術が駆使されている

JALがエアバス最新機・A350XWBを大量発注

日本におけるエアバスの戦略で強いインパクトを与えたのが、
2013年10月のJALによるエアバスA350XWB(エクストラ・ワイド・ボディ)の大量発注だ。
2014年11月には同機のテストフライトが日本(羽田)でも実施されたが、
これはJALが発注したからだった。

また、世界の先端を行くサービスで知られるシンガポール航空やエミレーツが運航する
総2階建てのエアバスA380も旅行者の話題の的。
さらには国内で便数を増やす低コスト航空会社(LCC)の多くがA320を使っていることも、
日本でエアバスが知名度を上げている理由のひとつだろう。


ヨーロッパの威信をかけた航空機メーカー
しかし、エアバスの歴史はボーイングに比べると約60年も浅い。
エアバスの旅客機が初めて就航したのは1974年のこと。
それまではボーイング、
それにロッキードやマクドネル・ダグラス(後に両社はボーイングに吸収・合併)
といったアメリカ勢が、民間機の世界を席巻していた。

エアバスの歴史は1970年に設立されたエアバス・インダストリーに始まる。
同社はフランス、西ドイツ(当時)、イギリス(後に撤退しスペインが参加)によって
ヨーロッパの威信をかけて設立されたが、最初はさっぱりと言えるほど売れず、
1976年頃までは生産が受注を先行していた。
航空機はオーダーメイド生産だから、つまるところ、
工場が"開店休業状態"というありさまだったのだ。

命運をかけた前代未聞の戦略

しかし、エアバスは思い切った戦略に出て、これが見事に成功する。
敵地アメリカの航空会社であるイースタン航空にセールスをかけたのだ。
内容は、当時エアバスが1機種だけ展開していたA300というワイドボディ(2通路機)を半年の間、
無償で使ってもらうというもの。
しかも、30機もという前代未聞の好条件を提示した。
A300

加えて、エアバスは試用期間の整備費や運航証明取得手続きの費用を負担し、
さらには自社のリスクでイースタン航空への金融機関からの融資の手配までしたという(※)。
実は当時、イースタン航空は経営状態が芳しくなかった。
そこにエアバスは目をつけて攻勢をかけたのだ。
結果、エアバスは31機(オプション9機含む)の受注に成功する。
数百円や数千円の製品ならばそうした商法も見かけるが、
1機あたり数百億円というケタ違いな旅客機の世界ではまさに前代未聞の手段である。

優れた旅客機で高い評価を得る
しかし、この成功は大胆な販売戦略だけがもたらしたものではなかった。
性能が悪ければ売れない。その点で、エアバスが売り込んだA300はほとんどトラブルなく運航されたのだ。
それが、エアバスという航空機メーカーの高い信頼性をヨーロッパ外に広めるという相乗効果をもたらしたのだった。

その後、ナロウボディ(単通路機)のA320を開発した際に、同社の努力が花開く。
A320は1987年の初飛行の時点で約400機もの受注を集め、
これを機にエアバスはボーイングのライバルとして認められる存在となった。

A320で一気にボーイングのライバルに
A320はLCCだけでなく、レガシーキャリア(大手)の大型機を飛ばすには需要が足りない路線にもマッチした。
A318、A319、A321(数字が大きいほど機体が長く座席数が多い)といったファミリー機が次々に造られ、
最大離陸重量(乗客+貨物+燃料の重さ)を増加し
航続距離をファミリー機最長の7,408kmまで延長させたA321neoもついローンチされるなど、
320ceo売れに売れた(A319 1482機 A320  5795機)
2020年8月末受注残高総数は7,501機
A220シリーズ 529機
A320neo.    2,882機
A321neo.    3,070機
"300~500機が採算ライン"と言われる旅客機事業で驚異的な数字に達している。

なお、A320シリーズの標準座席数は107~185席で、ボーイングの737シリーズの競合機だが、
737の初飛行は1967年とA320より20年も早い。
しかし、すでにA320シリーズの総受注機数は737を凌駕している状態だ。
納入実績累計は ボーイング737シリーズ  10,582機  エアバス 320シリーズ 9,406機
20年の時間差が一挙に縮んでいる
また、「2020年8月末、エアバス受注機残数7,501機、ボーイング受注機残数5,160機」
とエアバス社はボーイング社を上回る状況だ

かつてアメリカ勢の独壇場だった本国に攻勢をかけ、
最近ではボーイングの牙城だった日本の旅客機市場にくい込み始めたエアバス。
トータルの受注機数は歴史の長いボーイングがトップの座を守ってきたが
近年のエアバスの勢いには目を見張るものがある。
小型機が今や主力機の座に上記の受注状況が示している。小型機ジェットの対決!
737の20年後発機であるA320は快適性とハイテク化で勝負した!
特にコンピュータを活用したFBW方式で効率よく安全に運航できるシステム構築した
もちろん一方のボーイングも負けてはいないわけで、737NGシリーズで対抗した
互角かと思われたが・・・・・
両社の競争により良質な旅客機が開発され続けるなら旅行者としては楽しみが増すばかりだ。

エアバス社A320 A321 neoシリーズが大ヒット 受注を伸ばす

ボーイング社も  第4世代 737MAXを開発 受注を伸ばす

処が
企業の存続を脅かす大事故の発生だ

ボーイング “もん絶”する巨大企業
好調だったはずの業績が…

2018年10月、2019年3月と、主力の旅客機が2度の墜落事故を起こしたボーイングは、
同型機の運航停止、そして生産見合わせが続き、2019年〜の業績さえ見通せない状況だ。

売り上げ1011億ドル(10兆9000億円)、純利益104億ドル(1兆1200億円)。
2018年のボーイングの通期決算は過去最高をたたき出した。
2019年1月の決算発表の際、最高経営責任者のマレンバーグCEOは、こうコメントしている。

「18年は売り上げ・利益とも過去最高を記録し、
世界の航空宇宙産業におけるリーダーとしての地位をさらに高めることができた。
全社にわたってすばらしい業績を達成し、お客様重視の姿勢を示すことができた」

この時は、すでにインドネシアで最初の墜落事故が起きた(18年10月29日)あとだ。
最新鋭の旅客機「737MAX」の事故…。3月にはエチオピアで再び墜落し、死者は合わせて346人。

しかし、この1月の決算発表では「19年の業績はさらに最高を更新」と見通していた。

その決算発表から、9か月…。巨大産業は、いま、“もん絶”のさなかにある。
なんと言っても、墜落事故を起こした「737MAX」が新型の主力旅客機であったことが大きかった。
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2020年11月18日 FAA MAXの運航再開を承認したが・・・・果たしてエアラインの対応は如何に・・・
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そしてコロナの影響でエアラインは運航ストップ
新規受領の納入延期
新規受注のストップ

巨大な両社
暫く冬の時代を迎える事になる
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2020年8月航空機受注残高

判り易いエアバス社の歴史
⬇️
エアバス社機材の歴史

エアバスA300 (Airbus A300) は、
エアバス・インダストリー(後のエアバス)が開発・製造した双発ジェット旅客機である。
世界初の双発ワイドボディ旅客機であり、エアバス社設立のきっかけとなった。

イベリア航空のA300

⬇️
エアバスA300-600


エールフランスにより路線就航したA320-100。A320-100の生産は21機のみで、
以降はA320-200となった。

ジェットスターのエアバスA320-200を上方から見る

A320に続いて開発された長胴型のA321

ファミリー3機種目となった短胴型のA319。

A319をさらに胴体短縮して開発されたA318
A330-300は
エアバスA300の胴体を延長したワイドボディ機で、低翼配置の主翼下に2発のターボファンエンジンを装備する。
尾翼は低翼配置、降着装置は前輪配置である。A330シリーズには旅客型のA330-200とA330-300、

ターキッシュ エアラインズのエアバスA330-300

A330-200はA330の短胴・長距離型
中国東方航空 Airbus A330-200 (B-5931)

エアバスA320neoは
従来のA330型機より25%以上の燃費向上を目標として開発された。 
エアバスA320neoで採用された新型軽剛体(light composit materials)
を使用することとシャークレットを搭載することで燃費を向上を図った
初飛行を行うA330neo

エアカラン Airbus A330-900 (F-ONEO) 

当初、A330をベースに開発が構想されていた機種の名称が「A350」であり、
A350開発計画中止後に新規に設計し直され、
2015年現在生産されている機種の正式名称が「A350 XWB」である
カタール航空のエアバスA350-900

中国国際航空 Airbus A350-900 (B-1082) 

キャセイパシフィック航空 Airbus A350-1000 (B-LXA)
A340は、
エアバスA300由来の胴体を延長したワイドボディ機で、
低翼に配置された主翼下に4発のターボファンエンジンを装備する。
尾翼は低翼配置、降着装置は前輪配置で主翼間に中央脚を持つ仕様もある。
A340シリーズには4つのモデルA340-200、A340-300、A340-500、A340-600が存在する。
ヴァージン・アトランティック航空のA340-300
以上