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新型コロナ禍 「日本一短い航空路線」利用者数1.4倍増…なぜ? 裏に隠されたカラクリ‼️ 乗り物ニュース✈️

2020-08-16 00:10:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)
新型コロナ禍 「日本一短い航空路線」利用者数1.4倍増…なぜ? 裏に隠されたカラクリ

新型コロナウイルスの影響で、国内線の利用者数が大きく落ち込むなか、
わずか13kmの「日本一短い航空路線」北大東~南大東線の利用者数が大きく増加しています。
ただここにはカラクリが。どういったものなのでしょうか。

2019年の約1.4倍利用者増の北大東~南大東線

 JAL(日本航空)グループが発表した2020年6月度のマンスリーレポートによると、
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、
国内線の利用者数は前年同月比21%と大きく落ち込んでいます。

しかし一方で、前年より利用者数の増加が見られた路線もいくつか存在します。

琉球エアーコミューター Bombardier DHC-8-400 (JA82RC)


そのひとつが、JALグループで沖縄を拠点とする地域航空会社、
RAC(琉球エアコミューター)運航の北大東~南大東線です。
所要時間15分、空港間の距離にしてわずか13km、
場合によっては数分で到着することもあるという「日本一短い定期航空便」の通称を持ちますが、
ここがコロナ禍で利用者が大幅増加しているのです。

2020年6月の北大東~南大東線の座席利用率は70%を超えているほか、
利用者数にいたっては前年6月の778人の約1.4倍となる1117人。
この増加率は、JALグループ国内線のなかでも1位です。




なぜこのようなことが起こったのでしょうか。同路線の広報担当者によると「これにはカラクリがある」そうです。

北大東~南大東線 利用者大幅増加のカラクリ

「この路線は
火、水、木曜は那覇→南大東→北大東→那覇、
月、金、土、日曜は那覇→北大東→南大東→那覇というように、
曜日ごとに回り方を変える三角運航を行っており、各区間に独立した便名を付けています。
そしてこれに加え、
平時は那覇→南大東→那覇の直行直帰便を飛ばしています」(RAC/JTA 広報担当者)

そして、この特徴が今回の北大東~南大東線の搭乗者数増加につながっているそうです。

「2020年6月は、新型コロナの影響で那覇→南大東→那覇の直行直帰便であるRAC861便、862便が運休、
減便し、一時は三角運航便のみになりました。
その影響で、火、水、木曜に南大東から那覇に行く、
もしくは月、金、土、日曜に那覇から南大東に行くお客様は、
必然的にいったん北大東空港を経由する必要があります。
これが、北大東~南大東線の搭乗者数が増えたカラクリです」(RAC/JTA 広報担当者)

そのため那覇~南大東、北大東線を合わせた利用者数を見ると、
2019年は3237人だったのに対し、2020年は3040人とむしろ減っているとのことです。

なお、RACではCA(客室乗務員)のマスクや手袋着用のほか、
夜間整備の際に機内消毒を行うなどの衛生対策を講じているほか、
公式ウェブサイトなどで「機内の換気や空調整設備の清潔性」について紹介。
新型コロナに対してもRAC機が高い安全性を持つことをアピールしています。

[了]

8月12日 水曜日
OKI➡︎MMD 飛行中です


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日本最短、15分の定期航空便 
となり合う島を結ぶ空路、なぜ誕生?
那覇と南北大東島との移動需要をいちどに

 所要時間15分、空港間の距離にしてわずか13kmという、
日本一短い定期航空便が存在します。

沖縄本島から約350km東に位置するふたつの島、南大東島と北大東島を結ぶ定期便がそれで、
時期や天候によっては飛行時間が3分程度の場合もあるそうです。
運航する琉球エアーコミューター(RAC)に話を聞きました。

――南北大東島の定期便について、運航頻度と使用機材を教えてください――

 火、水、木曜は那覇→南大東→北大東→那覇、
月、金、土、日曜は那覇→北大東→南大東→那覇というように、
曜日によって回り方を変える運航を行っており、各区間に独立した便名を付けています。
このうち、南大東→北大東は「RAC835」便、北大東→南大東は「RAC836」便です。
プロペラ機のボンバルディアDHC8-Q400CCを使用しています。

――これほど短い路線がどうして誕生したのでしょうか――

 南大東~北大東線は、1997(平成9)年10月に開設しました。
南大東島と北大東島の移動利便性を確保するほか、
那覇から南大東島、北大東島いずれかへ移動されるお客さまをいちどに輸送し、
運航機材を効率的に運用する目的があります。


飛行機と船便、どちらが便利
――どのような人が利用するのでしょうか。
親戚まわりをされる方や、行政関係者がおもに利用しています。
(年に1度の)南北親善球技大会や、相撲大会などイベント開催時も利用が多くなります

――運賃はいくらですか。

 普通片道運賃は大人8500円、子ども3000円です。
大人のみ往復割引で片道5450円になります


――南北両島のあいだには定期船も存在しますが、航空機のほうが便利でしょうか。
船便の約1時間に対して所要時間は大幅に短いです。
また荒天時でも船便に比べて運航維持能力が高いです
(編注:船便の普通運賃は大人850円、子供430円で、およそ5日にいちどの運航)。

ちなみに、南大東~北大東線の使用機材であるDHC8-Q400CCは、
2016年に琉球エアーコミューターが世界で初めて運航を開始した新鋭機です。
胴体の約3分の1が貨物室となっており、旅客、貨物双方の需要に対応できます。



南大東空港





北大東空港