武漢市の新型コロナウイルス 患者0は本当?
(1)中国の医師たちは、武漢コロナウイルスに再感染した時にはさらに致命的になると述べる(2020/02/14)
このウイルスは免疫を作り出す代わりに、人に再感染させ、致命的な心臓発作を早める可能性がある。
中国武漢市の最前線にいる医師によると、新型コロナウイルス(COVID-19)は 1度感染した後、2度目に感染する可能性があり、その場合、心不全による死亡につながることがあると述べた。
これは、流行の中心にある湖北省武漢で働いている医師によって主張されている。武漢の医師の一人は、英国に住んでいる親戚と連絡を取り、『台湾ニュース』に伝えられた。
その医師は、このことを発表した場合、中国当局から報復される可能性があることを考慮して、匿名で発表するように求めた。武漢ウイルスについて最初に警告を発した武漢の医師は、当初、中国当局から叱責されていた。
『台湾ニュース』に送られたメッセージでは、医師は以下のように述べている。
「この新型コロナウイルスは 2度目に感染する可能性が非常に高い。自分の免疫系によって回復した人たちが少数ながらいるが、治療に使用する医薬品が心臓組織に損傷を与えており、2回目に感染すると、最初に感染した際の抗体が役に立たずに悪化し、心不全による突然死に至る」
このウイルスは最大 24日間症状のない潜伏期間があるため、感染したことがわからないまま感染が拡大されているという。
また、武漢の医師は、新型コロナウイルスの検査で「偽陰性」(陽性なのに陰性という結果が出る)はかなり一般的であるという。
医師は、「ウイルスは検査キットを欺く能力があることが示されている。たとえば、 CTスキャンでは両方の肺が完全に感染していることが示されていた患者が、検査では 4回続けて陰性を示した。5回目のテストで初めて陽性と出た」と『台湾ニュース』に述べた。
(台湾ニュース)
(2)武漢市の状況改善は欺瞞
中国湖北省武漢市で、10日に行われた習近平国家主席による視察に合わせ、症状の残る多数の患者が隔離を急きょ解除され、一部の感染検査も停止されたことが19日、分かった。隔離施設の医師が共同通信の取材に、武漢市の状況改善は欺瞞だと告発した。医師は、習氏への配慮から対策成功アピールのため治療中の患者数を意図的に減らしていると指摘した。中国で現場の医師がこうした告発を行うのは異例。中国政府は武漢で18日に新規感染者が0人になったと発表したが、医師は政府の集計は「信頼できない」と断言した。
(共同通信)