「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシアは何故ウクライナ侵攻を決断したのか?<2023年10月

2023-10-22 10:16:38 | ウクライナ紛争

疑問が残ります。明確に説明できる人はいないと思います。
大雑把にロシアとウクライナの関係を日記に書きました。
2023年10月14日 16:12
ロシアのウクライナ紛争に対する認識とは?<ウクライナ紛争2023年10月
https://smcb.jp/diaries/9150809

それでも理由は、はっきりしません。
いくらロシアが乱暴でも、いきなり軍事侵攻はしないと思います。するには、決断する理由があったはずです。

その前提としてウクライナは、ロシアの固有の領土と言える土地でウクライナが国家として誕生したのは、1991年8月24日です。旧ソ連の末期、ソ連が崩壊寸前で混乱の極みにあったときに、どさくさに紛れて一方的に独立宣言しました。

それ以降、独立国家ではあるけれど実質的にロシア領であると言ってもいいと思います。きちんとロシアと話を付けたうえで独立したわけでは、ないからです。

その経緯を考えるとウクライナがロシアの敵であるアメリカやNATOに接近しようとすれば、当然ロシアがそれを見過ごす筈はありません。そうであるのに2014年親ロシア派の大統領のヤヌコーヴィチが追放されクーデターが起きました。これで政変が起きるのですが、そこにアメリカが介在していました。

これを契機にロシアは、軍事介入路線に舵を切ります。自分の裏庭に欧米に手を突っ込まれて黙ってはいられないでしょう。それ以上にロシアにとって深刻なのは、NATOと直接国境で接する事です。ロシアにとってみれば、深刻すぎる安全保障上の大問題です。

当初は、クリミア占領から東ドンバス軍事介入と限定的でした。その状態が2021年まで続いて2022年2月軍事侵攻が始まりました。

これだけでは、理由が分かりません。
以下、参考記事
コメディー俳優が大統領に ウクライナでゼレンスキー氏が勝利
2019年4月22日
https://www.bbc.com/japanese/48008943
2019年ウクライナ大統領選挙
https://ja.wikipedia.org/wiki/2019%E5%B9%B4%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8%E6%8C%99
かつての兄弟国がなぜ戦闘状態に?ウクライナ紛争の背景を読む
2021.12.4 4:35
https://diamond.jp/articles/-/288892

2019年の大統領選挙で現在のゼレンスキー大統領が誕生します。現職大統領のペトロ・ポロシェンコを得票率 73.22%の大差で破りました。
ペトロ・ポロシェンコは、対ロシア強硬派です。

当然、ゼレンスキーの政策には「ロシアとの対話も重視」が含まれています。つまりゼレンスキーが支持を集めた理由にはロシアとの和平も含まれていると思います。親ロ派の支持を幅広く集めていると思います。

<その後・・・この記事が分かりやすいと思います。>
大前研一「プーチンの怒りの根源を見抜けなかったゼレンスキー大統領は、決して英雄なんかではない」
2022/06/08 9:00
大前研一
https://president.jp/articles/-/58371?page=1

政治のド素人ですから内政にも外交にも失敗が続き支持率が、あっと言う間に20%台に低迷しました。
その打開策として打ち出したのが、EUとNATO加盟です。

プーチン氏は、ゼレンスキーの「ロシアとの対話も重視」政策に期待していたと思います。しかし、その場しのぎの定見もビジョンもないゼレンスキーは、実に気軽にNATOの方を向いてしまいました。

その他にウクライナ軍はアメリカ軍との関係を深めつつありました。

「これ以上、放置したところでウクライナがロシア寄りの政策に戻ることはない。時間をおけば事態は悪化するだけである。」

これがプーチン氏が、「最終的な解決策=ウクライナ領への軍事介入」を決断した一番の理由だろうと思います。

ゼレンスキー氏の無定見で外交関係など無知な政策が、ロシアに最終決断をさせたと言えます。

「ロシアとの対話も重視」政策は、どこに消え失せたのか?
ロシアとNATOとの間に置かれたウクライナの取るべき外交の選択肢は、一つしかありません。NATO寄りはダメなのは小学生でもわかると思います。しかも2014年のクーデター事件で、ばっちり監視されています。自分の政策の通り「ロシアとの対話も重視」するしかロシアの軍事介入を回避する方法は、ありません。

つまり、ロシアに軍事介入を決断させたのは、ゼレンスキー氏の政治と外交的無知が原因です。もっと言うならこんな政治のド素人を大統領に選んだウクライナ国民自身が招き寄せたともいえると思います。まじめに政治家を選べば、少なくともロシアの軍事介入を招くような事はしなかったと思いますし、もっとロシアと話し合いもしたでしょう。

何となく、分かってきましたね?
ロシア侵攻後、あっと言う間に世界を駆け巡った美しくも素晴らしいプロパガンダ!
「世界のために自由と民主主義を守るために独裁国家のロシアと戦っています!」

大分違うでしょう?都合よくプロパガンダの準備も出来ていましたね?
「頭がバカだから、うっかりNATOに擦り寄ろうとしたらロシアがブチ切れて困ってます!皆さん、お助け下さい!」

本当のことを言うべきです。きれいなプロパガンダで誤魔化すから、他人には事情が良く分かりません。

ウクライナ紛争も歴史を調べ、最近の国際情勢を調べると膨大に垂れ流された情報は、かなり脚色されて偏っています。ロシアの軍事侵攻を肯定は出来ませんが、ロシアなりの言い分はあります。

どっちにしたってロシアの方が強いんだから、いつまでも逆らうのは無駄と言うものでしょう。ウクライナ国民の犠牲も増えるばかりです。

政治のド素人は、自分の落ち度を反省して大統領を辞任するべきです。そうでないと、「プーチンとは絶対交渉しない!」と言い切ったのですから停戦交渉をすることすら出来ません。

ウクライナ国民の有害粗大ごみは、どうするべきか?

ウクライナは、本当に政治家に恵まれない国です。



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