「ウクライナは既にロシアの防衛戦を突破した」──プリゴジン
2023年6月8日（木）20時00分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/06/post-101847_2.php
これによると、ロシア軍はかなり困難な状況にあるようです。バフムトは、ロシア軍が包囲される寸前のようです。
ロシアのベルゴロド州には、ほとんどロシア軍はいないようですね・・
更にこんな記事があって・・
ウクライナ軍が大規模反攻に着手と米報道…メリトポリ奪還も視野か
２０２３・６・９
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230608-OYT1T50242/
南部でもウクライナ軍の圧力が高まっているようです。
そうすると、あの自暴自棄的なダムの爆破の意味も分かります。ヘルソン州だけでもウクライナ軍の進撃を阻止しようと言うことだと思います。つまり、ロシア軍には緊急事態です。そうした上でロシア軍の兵力を南部のウクライナ軍が攻めてくるであろう地域に移動させるのが、目的であろうと推測されます。
あのダムを爆破・決壊させるとクリミア半島に水の供給が出来なくなります。それ以上に緊急に必要な事情があったから爆破・決壊させたと言うことになります。それは、ウクライナが攻勢をかけるであろう南部戦線が危機的な状況にあるであろうことを、推測させます。
更にロシアにとって緊急事態があるようです。
プーチンはもうロシア軍の惨状を知らされていない！？
2023年6月6日（火）18時00分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/06/post-101825.php
これは、以前から言われています。悪い報告をするとプーチンが、ブチ切れるのでとにかく聞こえの良い報告しかしないのだそうです。しかも、プーチンは情報組織からの報告書しか読みません。当然、そっちも適当に作文しています。プーチンの浮世離れした、数々のコメントはそれが理由だと思います。
（旧ＫＧＢ時代の癖でテレビや新聞は、プロパガンダと嘘に塗り固められていると信じ込んでいるようです。旧ソ連時代は、特にソ連の新聞やテレビはそのように利用されていました。プーチンはＫＧＢの将校でそうする側だったので、自分がそうするから人もそうすると信じ込んでいるのであろうと思います。だから一切、見ない・聞かない・信じない・これが正しいと言うことになるわけです。唯一信じるのが、自分がかつて所属していた情報機関の報告です。それが、捏造や作文だと真実を知りようがありません。）
＜以下、記事から引用。＞
「戦争について悪い知らせを聞きたくないプーチンが、真実から隔絶された状態にあるというのは前から知られたことだ」
「しかしそれより興味深いのは、現実から切り離されてまともな判断能力もない老人によって多くのロシア人が死地に送り出されているというのに、誰も気にしていないらしいということだ」
「引きこもり状態にあるようだ」
「自身の顧問の一部を解任、あるいは自宅軟禁状態に置いた」
「ロシア軍に欺かれていると感じており」、これが「プーチンと軍幹部との間に緊張を引き起こしている」
（和平交渉を通じてこの戦争を終わらせることに）
「誠意を持って取り組むとは考えにくい」
「悪い知らせを望んでいない」
「ロシア軍幹部は将校たちに『良いニュース』を求め、その部下たちにもそういう態度が浸透している」
「つまり、ロシアの軍人たちは保身のために嘘をつくこともあるということだ」
どうも、クレムリンの奥の院はこのような状況であるようです。独裁者のコテンコテンに築き上げた独裁体制は、究極の無責任主義を生み出したのであろうと思います。
怖いから誰も、本当のことを言わない。
独裁者が好むことを、（捏造して）報告する。
独裁者の唯一の情報源の情報機関の報告書も、聞こえの良いように（捏造）されている。
結果、独裁者は自分の夢の世界にいる。
（そこでは、独裁者の命令したことは、完璧に遂行されることになっています。ベルゴルドでパルチザンが活動しているのは、ないことなのであろうと思います。だから、ロシア軍の援軍は行きません。）
結果、無意味に何の対策もなく時間だけが流れていく。
最終的にロシア軍は負けるのであろうけれど、誰もそれを気にしていない。究極の官僚主義的形式主義が、完成し日々それによりロシア政府は、運営されているのであろうと思います。
こう考えないと、不可解なロシア政府の態度は理解できません。逆にこう理解すると、全部腑に落ちます。
プーチンの最近の顔を見て思いませんか？
まるっきり無害な単なる老人みたいな顔をしています。
悪いのは自分以外の全部で、自分は全然悪くないと思っている人間の顔です。平和で穏やかな顔つきです。
正常でないことは、明らかだと思います。