「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

『「中国の感謝祭」と卵チャーハン』のひどすぎる話<2023.12.17

2023-12-19 00:38:35 | 中国と東アジア

「中国の感謝祭」と卵チャーハンの謎すぎる関係
2023年12月14日(木)20時20分
ラージャオ(中国人風刺漫画家)/トウガラシ(コラムニスト)
https://www.newsweekjapan.jp/satire_china/2023/12/post-106.php

ほぼ冗談みたいな話ですから記事自体は許されるかもしれません。
しかし、このような記事を書いているようでは中国の民主化を主張する人々も相当おかしいと言わざるを得ません。

毛沢東独裁を嫌う人々が、毛岸英氏(毛沢東の子息)の戦死を揶揄してけなしています。
「中国は北朝鮮のような世襲制の国になることを避けられた」
こう主張しています。
戦死の原因の一つに「卵チャーハン戦死説」があります。単にうわさがあるだけで今となっては、確認のしようもない話です。その噂話を事実だと決めつけて11月25日を「中国の感謝祭」と命名し『感謝の気持ちで卵チャーハンを食べなければならないと揶揄する。』わけです。

調子に乗って・・・
『そのため、今年の11月27日に王剛(ワン・カン)という人気グルメブロガー・料理人が「おいしい卵チャーハンの作り方」という動画を投稿すると、ネットで激しい批判が巻き起こった。毛岸英の命日に近い日を選んで卵チャーハン動画を投稿したことに愛国的なネットユーザーは憤慨し、「英雄侮辱罪ではないか、告発しろ」と王を威嚇。恐れた王はその投稿をネットから削除して、公開謝罪した。』

このような事件が起きました。
中国の自由・民主を主張する人々は、悪趣味であると思います。人間としての品性に欠けると思います。相手を批判するためなら何を言ってもいいと言うわけでは、ないと思います。
誹謗中傷の類を言っても支持は得られないと思います。

毛岸英氏は不幸な生い立ちがあり、その後ソ連に留学します。独ソ戦では、ソ連軍に従軍してポーランドで砲兵として戦っています。帰国後、朝鮮戦争で彭徳懐のロシア語通訳として従軍中、アメリカ空軍のナパーム弾による爆撃で戦死しました。何ら誹謗中傷されるべき人物ではありません。

そして毛沢東氏の世襲制にならなくて良かったような主張もあります。
毛沢東氏には、もう一人の子息がいます。
毛岸青氏です。孫もいます。毛新宇氏です。しかし、毛沢東氏は孫には興味がなく面会しなかったそうです。つまり毛沢東氏には世襲制の意図など全くなかったことを示しています。

例として挙げた記事の捏造と下品さが分かると思います。だから私は、中国の自由や民主主義を主張する人々を疑います。はっきり言ってダメだと思います。

ちなみに毛沢東氏のお嬢さんはまだ3人存命です。
楊月花 (年齢 94歳)李敏 (年齢 87歳)李訥(年齢 83歳)
孫の毛新宇氏は53歳。
毛沢東氏に世襲制の意図など微塵もなかったことが分かると思います。

毛沢東氏とその同志は、壊滅状態にあった中国を統一し今の繁栄の基礎を築いたことは歴史的事実です。

思想や政治体制が違っても尊敬すべき人やものは尊敬するべきでしょう。

一概に全部否定する人々は、おかしいと思います。否定したところで共産主義中国が崩壊することは、あり得ません。むしろアメリカが崩壊する確率の方が高いように見えます。

中国もロシアも北朝鮮も全部、隣人です。
一概に敵対して、果たして日本の国益に叶うのかどうか❓
よく考えるべきでしょうね。



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