「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(中国)ゴビ砂漠で魚が豊漁❓<2024.06.03

2024-06-03 20:22:29 | 中国と東アジア

2023年09月11日-09月15日
内陸なのに豊漁? 新疆の養殖業が急成長
https://spc.jst.go.jp/news/230902/topic_3_04.html
2024年02月01日-02月02日
山奥で捕れたサーモン? 山西省晋城市の「海の味」
https://spc.jst.go.jp/news/240201/topic_5_04.html

ゴビ砂漠で魚が獲れるのか❓
獲れるんです。

中国新疆ウイグル自治区は、今養殖業の中心地になっているそうです。
天山山脈から流れてくる水温の低い豊富な水が、養殖を可能にしています。
今では、魚種も増えて・・・
『ティラピアやバナメイエビ、クルマエビ、ノコギリガザミ、スズキ、ハタなどが養殖されている』

近年は漁獲量も増えて、国内に出荷するだけでなく輸出もするそうです。

色々な知恵はあるもので、共産主義国家ですから出来るかできないか分からない事にも資金が出ます。
サーモンの養殖は・・・
『22年11月1日、デンマークからサーモンの卵160万粒が同県に到着し、同社の繁殖センターで孵化が始まった。24年末には約3000トンのサーモンが出荷できる見込みで、同県の冷水魚の付加価値を高めるものとして期待されている。』

ごく最近の話です。
日本でも過疎で困っている北海道の山奥などで水が豊富にある地域では可能だと思います。あるいは東北の寒村とかね❓

一次産業でも地域の産業を創出することは可能だと言うことを示す例です。

誰かが考えて、「やってみよう!」と思ったから出来たことです。
普通、ゴビ砂漠で魚の養殖をやろうなどと考えないと思います。考え付いた人は、えらいと思います。
その発想に資金を出したのが新疆天蘊有機農業有限公司です。
金太郎あめ的な地域振興ではなく、その土地に適した産業を考え付いたのが素晴らしいですね。

中国を馬鹿にする人は多いと思いますが、既に日本が遅れている部分は沢山出てきています。

『フォトログ:中国北西部、地道な植林は砂漠化を押し戻せるか』
By David Stanway
2021年6月12日午後 12:19 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/idUSKCN2DK1H9/

今、中国では砂漠緑化が国家プロジェクトになっています。この起源を知っていますか❓
日本の篤志家が現地の人と協力して植林の試みを始めました。最初は、植えた木を盗まれたりして全然上手くいかなかったそうです。この話を聞いたのは、随分昔です。
それをプロジェクトとして始めたのが遠山正瑛さんです。
1972年ごろから研究を始めたようです。
2018-04-24 11:39
第26回 中国の砂漠緑化に生涯をかけた日本人お爺さん・遠山正瑛
https://japanese.cri.cn/20180424/719d6090-bc4d-1549-b34b-511857e4cd66.html
でも、それが受け継がれて今の中国の国家プロジェクトになっています。

反中国感情を煽り立てて中国を敵視する人たちがいます。
中国と協力して共に栄えることを考える方が、よほど日本の国益に合致しているんでは、ないでしょうか❓


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540



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