「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

「台湾有事は日本有事」本当なのか❓<2024.06.11

2024-06-12 20:14:25 | 中国と東アジア

「台湾有事=日本有事」は荒唐無稽
6/5(水) 7:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a62cb066fdb1b7303d0d9d5927b6584eb55faef8

「台湾有事は日本有事」には、物凄い誤魔化しがあります。
台湾有事が発生しても日本が、そこに参加する必要はありません。
アメリカが仮に参戦しても同じです。
日本の領域の外で起きることですから、基本的に自衛隊の活動範囲外のことであり、日本が関与する余地は、ありません。

その時放置するのは台湾に気の毒だと思うなら、そうならにように台湾に働きかけて有事を起こさないようにするべきです。

「台湾有事は日本有事」をはやし立てる勢力には、意図があります。
自衛隊の武装強化と活動範囲の拡大です。
これまで日本は、平和国家であり他国の軍事紛争には介入しませんでした。それが日本の平和を守ってきた一番大きな理由です。

四海を海と言う天然の障壁に囲まれた日本に軍事侵攻するには、大きな軍事力が必要です。そんなことが出来る国はアメリカだけです。

日本が他国の脅威にならなければ、他国が日本に侵略するのは現実的に困難ですしやろうとは、思わないでしょう。

そして最近、台湾周辺で中国海軍が2回大規模な軍事演習を実施しました。
それを見ると、笑えませんか❓
<URLに演習略図があります>
【解説】中国は台湾新総統が本当に嫌い……軍事演習から分かること
2024年5月24日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cyee9kjy1e1o

台湾周辺を完全に包囲されていました。
包囲されれば、台湾は日干しになります。
中国の言うことを聞くしかないでしょう。

そんな事態になれば、アメリカが介入する余地はほとんどありません。
介入すれば中国との全面戦争になります。
中国本土に近い海域での戦闘は、圧倒的に中国が有利です。
アメリカの空母打撃群が無敵の威力を持っていたのは、すでに「昔話」です。
ミサイル技術が発達しミサイルの数が膨大に増えた今、ミサイルの射程にいる戦闘艦は、ミサイルの標的でしかありません。

加えてアメリカ海軍の戦闘艦も古くなり果たして本格的な互角の敵を相手に戦闘に耐えうるかも疑問があります。
それらを考えるとアメリカは、見過ごさざるを得ないと思います。

アメリカの空母打撃群が無敵の威力を発揮できるのは、弱い国相手の時だけです。中国相手に中国本土に近い位置で戦えば、まず勝負にならないと思います。
しかも年々この差は小さくなり近い将来逆転すると思います。

台湾は、青臭い書生論が流行っていて台湾独立を言う民進党が総統選では勝利しました。

『台湾総統選、与党・民進党が勝利 中国は「主流民意を代表できない」と反発』
2024年1月13日
https://www.bbc.com/japanese/67967010

しかし❓
『台湾議会の権限強化法案、頼政権は再審議要求へ』
By ロイター編集
2024年5月29日午後 3:41 GMT+913日前更新
https://jp.reuters.com/world/taiwan/UGM53VXBOFOKJLW5KI4RLRHBVI-2024-05-29/
立法院(国会)では、野党が多数派で民進党の暴走に歯止めをかけています。

誰だって中国の軍事介入を招きたくは、ないと思います。

ウクライナでは、台湾の民進党のような過激民族主義者が乗っ取った政府がアメリカの意を受けてロシアとの緊張を高めて戦争を引き起こしました。
確かに国境線を先に超えたのはロシアですが、それを煽りまくって挑発したのはウクライナです。自分で招き寄せた戦争です。

民進党の独立志向を見ていると同じものを感じます。
中国との緊張関係を高めて行けば、やがて中国が軍事的な行動を起こすのは、分かり切っています。
分かり切ったことを敢えてやる民進党は、中国の軍事介入を呼び込むつもりなのかもしれません。

ロシアがウクライナに侵攻を決意した過程と酷似しています。
それを避けたければ台湾は穏健な対中国政策を取るべきです。

だから、台湾有事が仮に起きたとするなら日本は関与せず中立を守るべきです。
戦争をしたければ、中国と台湾だけですればいいことでしょう❓
アメリカだって上記の理由により最後は、見ないふりをすると思います。

「台湾有事は日本有事」は、その状況を作り出したい勢力のプロパガンダです。
それを真に受けると、本当に有事に巻き込まれます。

日本に出来ることは、そのような状況が生まれないように中国と台湾双方に働きかけることだけです。


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540



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