「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

北朝鮮の口径600ミリの新型多連装ロケット砲とは❓<2024.05.31

2024-06-01 19:29:29 | 中国と東アジア

金正恩氏、超大型多連装ロケット砲発射訓練を指導=朝鮮中央通信
By ロイター編集
2024年5月31日午前 7:37 GMT+915分前更新
https://jp.reuters.com/world/security/52JP6TXHYBNI7OERINUPDHB3AY-2024-05-30/
写真
https://www.afpbb.com/articles/-/3522101?cx_part=top_category&cx_position=5


北朝鮮が先月から新型放射砲(多連装ロケット砲)の発射実験に取り組んでいました。
今回、その一部をロイターが報道しています。
口径600ミリの超大型です。
ちなみにウクライナで活躍しているアメリカのハイマースの口径が227ミリです。
口径の巨大さが分かると思います。
ハイマースでも射程300kmのATACMSミサイルを発射できます。しかし、口径が全然違いますから北朝鮮のミサイルが劣っているとしても威力は比較にならないほど大きいと思います。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると・・・
『砲兵部隊は約365キロ先の島の目標に命中させることに成功。』

『北朝鮮の超大型ロケット弾は直径600mmと確定、核弾頭を搭載可能』
2023/1/1(日) 14:12
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2e25b436aec8f345bde258205aed91a08199e8f2

これが去年の1月の記事です。
既にこの時点で発射実験を行っており、最近の発射は実験と言うより訓練に近いと思います。
実戦配備されたと考えておく必要があります。
戦術核搭載可能の大型短距離弾道ミサイルも発射可能でしょう。

韓国にとっては、非常に危険なことになりました。
「ソウルを火の海にする!」
北朝鮮の脅し文句です。
今、北朝鮮が保有する榴弾砲などの長距離兵器でも簡単に実行可能です。
しかし、今後は38度線から300km以上離れた位置から移動式のミサイル発射ランチャーを北朝鮮は持つことになります。
事前に場所を特定して破壊するのが、ほぼ不可能になります。
ミサイルの性能が向上すれば、射程距離は更に伸びるでしょう。

今年、韓国は「第1の主敵」にされました。
朝鮮半島でゴタゴタが起きれば、ソウルは確実に火の海にされます。
アメリカと組んで北朝鮮を脅しあげすぎると❓
「瓢箪から駒」
に、ならない事を祈っています。

ウクライナ紛争の教訓は、地形の複雑な戦場では・・・
「兵士の数」
「火砲の数と砲弾やミサイルの量」
そして今後は、「ドローンの量」
などが戦場の優劣を決めます。
もう旧式の発想では、地上戦に負けます。


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540



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