「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

アメリカとNATOがロシアのウクライナ侵攻を批判できない理由<2023.11.19

2023-11-21 00:15:09 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナが旧ソ連から独立した時の条件
※特に問題なのが、これです。
ロシアとウクライナが「こじれた」複雑すぎる経緯
歴史で紐解く「ウクライナは民族国家なのか」
2022/02/25 15:00
https://toyokeizai.net/articles/-/514936
https://toyokeizai.net/articles/-/514936?page=3

『1991年のソビエト崩壊によって、ソ連の共和国が独立していく。その中にウクライナもあったが、ロシアはこれらの地域がNATO(北大西洋条約機構)に入らないという条件付きで、独立を認めた。』

※最初のウクライナの主権宣言
1990年7月にウクライナ・ソビエト社会主義共和国最高会議が採択した主権宣言には、「ウクライナ・ソビエト社会主義共和国は、将来において恒久的に中立国家となり、軍事ブロックに加わらない(中略)という自らの意向を厳に宣言する」と記されていた。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jarees1993/1998/27/1998_27_111/_pdf/-char/ja

2023-11-10
そもそも1991年ウクライナ独立の経緯とその後の経緯・東洋経済から<2023年11月
https://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2023/11/10/220708


※関連日記

2023年11月10日 22:17
東洋経済~シカゴ大のジョン・ミアシャイマー教授「今回のウクライナ戦争の原因を作ったのは西側諸国、とりわけアメリカだ」<ウクラ
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/2470712b924a9d08aa114f22594803df
2023年11月5日 8:46
ウクライナ紛争とロシアの主張<2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/d18e16c52f31128be01baa0c0031eb1b
2023年11月4日 1:04
ほとんど報道されないウクライナ事情<ウクライナ紛争2023年11月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/4e61e8044adb3db6041c1aaeac7c209b
2023年10月29日 20:49
ウクライナを巡る・アメリカの世界戦略とロシアの世界戦略<ウクライナ紛争2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/d98181796fd4821120068c92836f95cf
2023年10月29日 7:14
ロシアのウクライナ軍事侵略前のロシアとアメリカ&NATOの交渉についての記事
<2023年10月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f9aeafbab9b2fcc8744ea6cfed58f35b

※色々日記を書きましたが、元々ウクライナはロシアに対して中立を保ち反ロシア的な軍事同盟に加入しない約束があります。

※これに対し勝利に驕り高ぶったブッシュ・Jr大統領が・・・・
『2008年4月にルーマニアの首都ブカレストで開かれたNATO首脳会議 でブッシュ・アメリカ大統領が旧ソ連のウクライナとジョージア(旧グルジア)のNATO加盟を提案。ウクライナとジョージアもNATO加盟を明確に表明した。』

これが今続いているウクライナ紛争の原因と言えます。

※その後、この構想を実現した人間がいます。
それがオバマ政権時代副大統領であったバイデン氏です。
バイデン氏のウクライナとジョージアへの関与は上院議員時代からの長いものです。副大統領時代には、6回ウクライナを訪問しています。

※その後クーデターが起きます。
尊厳の革命
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E3%81%AE%E9%9D%A9%E5%91%BD

このクーデターにはアメリカが関与しています。
親アメリカの過激右翼・過激民族主義者・「ネオナチ」などを使ってかなり暴力的なクーデターを起こしました。結果、当時の大統領のヤヌコビッチが追放されました。結果、誕生した親アメリカ派過激右翼政権は親ロシア派と対立します。親ロシア派も武力で対抗します。

結果としてこれらの動きが、クリミア侵攻からドンバス紛争へと繋がります。

※アメリカのクーデターへの関与
『2015年1月末、CNNのインタビューにおいて、当時のバラク・オバマ米大統領が、ウクライナでのヤヌコビッチ大統領の追放クーデターに米国が関与していたことを認めた。 』
ほぼアメリカが関与してウクライナの親アメリカ派の過激主義者を利用して2014年クーデターを起こさせた構図があります。工作と言うより謀略に近いかもしれません。アメリカの関与がなければ、クーデターは起きなかったかもしれません。

このすぐ後にロシアは、クリミアに侵攻しクリミアを奪取します。同時にドンバスの武装独立勢力に関与を始めます。

つまり、今に至るウクライナ紛争は・・・
2014年クーデターで親ロシア派大統領のヤヌコビッチが追放された時点で開始されました。

その後は省きますが、2022年のロシアの軍事侵攻は、その流れの中で最終的に起きたものです。(その後については、参考にあげた各日記を読んでください。)

※結論を言うならウクライナ紛争の責任を問うなら❓
独立時、中立であり反ロシア的な軍事同盟に参加しない義務のあったウクライナに働きかけてあるいは謀略に近いことまでしてクーデターを主導し、親アメリカ政権を作った当時のバイデン副大統領に一番責任があると思います。それを止めなかった当時のオバマ大統領にも責任があります。

アメリカの軍事力を背景にロシアに軍事力で対抗しようとしたゼレンスキー大統領がロシアの警戒感を極限まで高めて、ロシアの軍事侵攻を招いたと言えます。

「オバマ+バイデン+ゼレンスキー」が戦争の責任を負うべきでしょう。

このような経緯を考えるなら安全保障上の脅威に対して軍事行動を選択したロシアは、正当防衛の範囲内だと思います。

アメリカがロシアの裏庭であるウクライナに関与しなければ、起きるはずがない戦争です。

※それを正義だと言って胡麻化そうとするアメリカとNATOは、罪が深いと思います。もう双方で推定50万人近い死傷者が出ています。その責任はアメリカとNATOが負うのが、妥当であると考えます。



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