「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ紛争<2022年06月11日

2023-04-03 10:46:57 | ウクライナ紛争

ウクライナ東部ルハンスク州セベロドネツク市では、ウクライナ軍不利の激戦が続いています。
ルハンスク州のウクライナ軍の拠点は、リシチャンシク市とセベロドネツク市しか、残っていません。
ロシア軍は、ここにロシア軍の全戦力を集中し制圧を試みています。
ウクライナ国防省によると、やはりウクライナ軍は兵力で劣り、火力に至っては、ウクライナ1に対しロシア10~15の比率で劣っているそうです。

ロシアの目的は、東部2州を完全占領下においてその後、和平交渉をしたいと言うことだと思います。ただし、それはロシアの希望であって、ウクライナが応じるとは、到底思えませんが?

ウクライナ軍は、仮にセベロドネツク市から撤退することになっても、川の向こうのリシチャンシク市で抵抗戦を継続する構えです。
むしろ、軍事的要衝と言う意味では撤退しリシチャンシク市に防御線を後退させた方が有利です。
そうせずにセベロドネツク市で戦闘を継続するのは、ロシア軍に少しでも多く損害を与えたいからです。

セベロドネツクが落ちても「撤退はしない、次の作戦に移る」──ルハンスク州知事
2022年6月2日(木)16時06分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/06/post-98794.php

そして、時間が経過すれば西側が供与した多連装ロケット砲やM109自走榴弾(りゅうだん)砲などの射程の長い火砲が前線に届き始めます。
こうなれば、ロシア軍の火力の優位は、かなり減少すると考えられます。その時までは、防衛戦を戦い抜き、新しい火力の到着を待ち、その後反撃作戦を開始する予定だと思います。今の時点で、セベロドネツク市を制圧できなければ、ロシア軍はここで反撃にあうのは、分かり切っています。ウクライナ軍の戦術は、このエリアにロシア軍の主力を引き付けて置き、新型の火砲の到着を待ち、それが届き次第、ロシア軍の主力に壊滅的な打撃を与えることだと思います。だから、見た目ほどウクライナ軍が危機的であるわけでは、ありません。

そして?
親ロ派支配下のドネツク近郊で爆発、民間人5人死亡か ロシア報道
2022.06.05 Sun posted at 12:46 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35188469.html

ウクライナが支配していた地域での武装抵抗勢力の活動が活発化すると思います。

北東部ハルキウ方面では、ウクライナ軍がロシア軍を押し返し、その後の情報はありません。

南部でも?
ウクライナ南部のロシア軍拠点を空爆 国防省
2022年6月10日 20:41 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3409261?pid=24595456

兵士が「今日は犬を食べた」「兵站能力なし」と嘆くロシアの食糧不足が深刻化
Russian Soldiers Are Eating Dogs In Ukraine: 'Today We Ate A Yorkie'
2022年6月3日(金)20時24分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/06/post-98808.php

ロシア軍占領のウクライナ南部ヘルソン、全ての通信遮断
2022年6月1日(水)09時44分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/06/post-98783.php

へルソン州でのウクライナ軍の反撃が始まっています。

どうも、ヘルソン市の裏通りに行くと?
ウクライナの怖いお兄さんやおじさんが出てきて?
ロシアの若い兵士は、ぼこぼこに殴られているみたいです。今ですら、こんな調子ではウクライナの正規軍が攻撃してきたら?
やっぱり、逃げるでしょう?

投入可能兵力と兵器の大部分を、東部方面に移動させているロシア軍が、占領地域を守るのは、難しいと思います。

へルソン州の隣のウクライナ南部ザポリージャ州メリトポリでも、ウクライナ武装地下組織の活動は、活発化しています。
占領地で抵抗運動増加、ロシア兵士殺害か メリトポリ市
2022.06.05 Sun posted at 17:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35188474.html

ロシア軍が東部戦線に兵力を集中させている間に、他の占領地域では、地域によってはウクライナ軍が反撃に転じたり、地域によっては武装組織の活動が活発化しています。

それに対処しようにも、ロシア軍には予備兵力はありません。装備・燃料・武器弾薬・食料の補給さえままならないと思います。
やがて、南部ではウクライナ軍が占領地を回復すると思います。東部戦線にロシア軍の主力を集中させる限り、これを防ぐのは困難でしょう。

今は、ウクライナにとって最大に困難な時期と言えます。
しかし、東部戦線を持ちこたえる限り、やがてはウクライナ軍が優勢に戦闘を継続できる見込みはあります。

ウクライナ国防省は、不利な情報はふんだんに出して西側の支援を求めています。
(有利な情報は、気持ち程度しか触れていないような気がします。)

どちらにしても、時間の経過はウクライナに味方すると思います。なぜなら?生産力おいて圧倒的に優る西側諸国の支援が続くからです。それまで、困難に耐えて欲しいと願います。

☆追記
ウクライナ支援に様々な方法があり?こんな方法もあります。

「日本の皆さんのおかげ」──駐日ウクライナ大使館のツイートで生き延びた友人
2022年06月09日(木)15時43分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2022/06/post-692.php

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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