「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トランプ有罪評決の有権者への影響<アメリカ大統領選挙2024.06.01

2024-06-02 10:57:08 | アメリカ合衆国

共和党員の10%、トランプ氏への投票意思が低下=ロイター/イプソス調査
By ロイター編集
2024年6月1日午前 6:36 GMT+96時間前更新
https://jp.reuters.com/world/us/RCHSPB5PLFNVDJ4HB3ICLVTFYA-2024-05-31/

トランプ陣営に54億円の寄付、有罪評決後1日で
2024.06.01 Sat posted at 09:07 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35219550.html
コラム:犯罪行為を黙認するトランプ氏支持の富裕層
By Gabriel Rubin
2024年5月31日午後 4:51 GMT+918時間前更新
https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/2MVGS53D6RIC7EPPXQOJJMMICE-2024-05-31/

富裕層は、トランプへの献金を強化しているようです。この層は自分たちのビジネスや資産にトランプが都合が良いかどうかだけで判断します。要は金持ちを優遇する方を支持します。
熱狂的なトランプ支持者は、有罪判決後すぐ資金を送ってトランプを応援したようです。

一方で穏健な共和党支持者も沢山います。数にすれば、こっちの方が圧倒的に多いと思います。
熱烈なトランプ主義者は、極右やネオナチ、人種差別主義者や白人至上主義者に多いです。アメリカの右系(極右)の頭のおかしな人達が全員集合しているのが、熱烈なトランプ主義者と言っていいと思います。

当然、そうでない普通の人の方が圧倒的に多いです。
その普通のレベルの共和党支持者の話です。

有罪評決後のロイターとイプソスの最新世論調査によると❓
<全米の成人2556人を対象にした調査>
今回の評決は投票に影響しないと回答した共和党有権者の割合は56%
トランプ氏を支持する可能性が高いとの回答は35%
<無党派の登録有権者>
11月の大統領選挙でトランプ氏を支持する可能性が低くなったと回答した割合は25%
支持する可能性が高くなったとの回答は18%
有罪評決は判断に影響しないとの回答は56%

「また、有権者の約5人に1人が、どちらに投票するか決めかねており、第三の候補者に傾いているか、あるいは投票しないかもしれないと回答した。」

さすがに裁判所の有罪評決は、有権者にかなりの影響があるようです。

これで一概にケネディ候補が、民主党に不利とは言えなくなりました。共和党のトランプ懐疑派の受け皿になる可能性が出てきたからです。

『無所属ケネディ氏、26日に副大統領候補発表 米大統領選』
2024年3月14日午前 9:50 GMT+93ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/world/us/BZJ4ZJPX6JJ7VG6WNEQSSANQRM-2024-03-14/

もちろんアメリカの選挙システムから考えても第3候補が当選する確率は極めて低いです。
しかし、どちらの党の支持者にも「トランプもバイデンも御免だ!」と考える人たちは、相当数います。
それを考えるとケネデイ候補には、かなりの票が流れるかもしれません。

当初は民主党票が多く流れるだろうと個人的には考えていました。だからトランプ有利の流れが出来つつあると思いました。

しかし、この有罪評決後の有権者のアンケートの結果を見るなら共和党票もかなり流れる可能性があります。

加えて❓
『ヘイリー元米国連大使、イスラエル軍砲弾に「彼らにとどめを!」と記す』
2024.05.30 Thu posted at 16:15 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35219491.html

これは共和党予備選でトランプを争ったヘイリーの発言です。トランプも似たようなものです。
一旦、バイデンから離れかけていたムスリム系の票は、これでバイデンに戻るかもしれません。

バイデンさんが、強力なインフレ・ファイターであることをアピールできれば、あるいは経済的な理由でトランプ支持を考えている低所得者層の引き留めに成功するかもしれません。

どっちが有利かはまだ判断できませんが、これで五分五分に戻ったように思います。
これからの追い込み次第では、どちらにも勝機はありそうです。
トランプの応援団の質の(極)悪さを見るなら、バイデン一押しにならざるを得ませんね❓

トランプは、当選したら連邦議会襲撃事件で有罪判決を受けて収監されている犯罪者に「恩赦」を与えることを約束しています。
外国人の私から見ても、もう二度と連邦議会襲撃事件など見たくはありません。


※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce


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