「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

韓国の出生率の異常な低下と北朝鮮の外交政策の変化<2024.3.3

2024-03-04 20:21:02 | 中国と東アジア

朝鮮半島の軍事衝突発生のリスクを軽視していませんか❓(ロイター記事・北朝鮮問題)<2024.1.19
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b689a1fd93bc6b4a9e2b50ffa3e236a7
『韓国は「第1の敵、不変の主敵」である』

【出生率、止まらぬ低下 「消滅の危機」も解決策見えず―韓国】
2024年03月03日06時58分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024030200404&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

韓国の人口が、5174万 (2021年)。
北朝鮮が、2597万 (2021年)。
『国防白書によれば、徴兵制をとる韓国軍の兵力は20年末の約55万5000人から22年末には約50万人にまで減少。国防面への影響も懸念されている。』

【北朝鮮で地方工場新設開始 金正恩氏が着工式で地方経済立て直しの遅れを反省】
2024/2/29 08:56
https://www.sankei.com/article/20240229-YVJSB5TYHZJNVHNPCPQPHSCCFY/
『着工式では、党と軍の幹部らと一緒に金氏が自らくわ入れをした。金氏は演説で「今になってこの事業を始めるのかというじくじたる気持ちで、申し訳なくもある」と言及。北朝鮮の人口の大多数を占める地方の暮らしを向上させることが「非常に切迫した国家の重大事業だ」と強調した。
報道で、計画のために新たに軍の部隊が編成されたことも明らかになった。』

北朝鮮は、今年外交方針の大転換を行いました。
朝鮮半島の統一は諦めて、韓国を「第1の主敵」と決めました。

どうやら核兵器とミサイルの方は、一定の成果を見たので軍事増強一点張りから民生向上の方にも力を入れるようです。
これを馬鹿にしてはいけません。
これまで全くしなかったことを始めるのですから効果は大きいと思います。
『停滞する地方経済の振興に向け、今後10年間で毎年20地域に工場を新設する計画「地方発展20×10政策」の初事業。金氏は演説で、地方経済の立て直しが後手に回ったとして反省の弁を述べた。』
軍需工場はすでにありますから、民需の工場を建設するのだろうと思います。

ウクライナ紛争のおかげで結構、北朝鮮も余裕が出てきたと思います。その余裕を民生部門に投資しようという考えだと思います。

事実かどうかは不明ですが北朝鮮の出生率は、1.82 人 (女性1人あたり) (2020年)です。
ちなみに日本1.34 人 (女性1人あたり) ‎(2020年)より多いです。
『韓国の2023年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推定人数)が、暫定値で0.72と発表された。』0.84 人 (女性1人あたり) (2020年)

つまり❓
北朝鮮が国民の生活水準を向上させれば、北朝鮮の出生率は改善する可能性があります。そうなれば北朝鮮の人口は増加に向かうかもしれません。
韓国の出生率の減り具合と比較すると将来、人口が逆転する可能性があります。
現在の韓国の人口減少は、「14世紀にペストが欧州にもたらした人口減少を超えるものだ」という恐るべきハイペースです。

『北朝鮮軍の兵力120万人で世界4位 韓国は8位』
2023.01.10 12:35
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230110001400882

ウクライナ紛争は、従来の戦争の常識が誤りであることを証明しました。アメリカ軍の戦術がウクライナでは通用しませんでした。
地形の複雑な国では、戦争のやり方が違うと言うことです。朝鮮半島は、ウクライナより遥かに地形の複雑な土地です。ウクライナ以上にアメリカの戦術は通用しません。
地形の複雑な土地での戦闘は、兵士の数と武器の数が有効です。
つまり❓
アメリカの優秀な兵器で武装する韓国が、必ずしも優位であるわけではありません。兵士の数と旧式でも武器の数が圧倒的に多い北朝鮮は互角の戦闘が出来る可能性が高いと思います。

韓国の人口減少が続き、北朝鮮の人口減少が少なければ兵士の数の差は更に大きくなります。時間が経過するほど、この面での北朝鮮の優位は拡大していくことになります。

韓国は「第1の主敵」にされてしまいましたから、十分注意して振舞わないと酷い目に会うかもしれません。
ドローンなんか簡単に作れますからね❓
ドローンを膨大に作られて備蓄されてミサイルと併せて攻撃されると韓国軍は、一気に壊滅する可能性すらあります。
日本だって同じことです。
ドローンの活用を考えれば、もっと安い軍事費で効果的な防衛力を獲得できる可能性が大きいと思います。
大体、陸上自衛隊に戦車がある感覚が相当軍事オンチです。日本で戦車戦をやるような事態が起きれば、半分占領されているということです。つまり❓
陸上自衛隊に戦車は、不要です。
※大体!
戦車戦の出来そうなところは関東平野と北海道くらいしかありません。他は狭くて戦車戦は無理です!


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540



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