どうでもいいことかもしれないけれど。

剣道の師匠、桜木先生から電話があった。

「唐島が注文していた防具がやっと届いたから、稽古に必ず出てきなさい。
最初の稽古は尚志、お前がつけてやれよ！」との連絡。

唐島は中学・高校の同級で剣道仲間で当時ライバルだっだヤツ。
それが最近の僕の影響？で36年ぶりに剣道を再開した。

50歳を過ぎて再開するって案外勇気がいる。

これで剣道を再開した同級生は4人になった。

「防具が届いた」なんて部外者から見ればどうでもいいことだけど、
どれだけ嬉しいことか。

そして こんなことで、わざわざ電話をくれる先生の気持ちが何より有り難い。

新しい防具の使い始めは先生の初打ち式から始める。

師匠からの打突は心に響くはず。

2年前に僕もやってもらって感激した記憶がある。


・稽古が終わり、これから飲み会をするという。

先生はこんな記念日の演出を忘れない。
平日だというのにみんな酔っ払った。

こんなどうでもいいこと。 でもこんなこと 案外ない。

いつか僕らは16歳の少年になり、先生の話に聞き入った。

試合に勝つなんてまだ先、それでもいつかこの仲間で試合に勝ちたい。

「感動」いつまでも忘れないでいたい。

心から思った。

※写真中央は桜木先生ご夫妻。　
　周りの4人は同級生。どっちが生徒か先生かわからない。