先刻お知らせした新曲のレコーディングが終わった。
そしてこれからミックスダウンという作業に入る。
CDなどの音楽制作は大きく分けると2つの作業がある。「レコーディング」と「編集作業」だ。
レコーディングはやればやるほどゴールは遠くなり、自分の技量のなさに落ち込むこと度々、技量のある人に頼んで演奏してもらうことが多いけれど、自分の感性をうまく伝えられなくて足踏みすることも多々・・・・・・。
もし湯水のようにお金を使えるのなら、優れた音楽家にプロデュースをお願いして、自分の音楽がどんどんグレードアップしていく様を傍で見ているだけでいいのだけれど、現実はそうはいかないし、やっぱり自分の音楽はいろいろと口を出したいもの・・・、ここでミュージシャン同士の小さな戦いが生じる。
演奏に参加してもらう音楽仲間とは日ごろからよく付き合い、「この人はこんな音を出す人だ。」などと理解し、自分の性格も理解してもらうことが必要だ。
今、改めて録音された各パートの音を何度も聞きなおしている。「あ~あ俺ってなんでこんなにヘタなんだろう???」 歌も何テイクも録っているのになかなか気に入るテイクがない。音程やリズムを重視すべきか?いや雰囲気を重視すべきか?
しばし聞く。「あっこれがいいや!」 ベストなテイクを選ぶ。 あまりに聞きすぎて何がいいのかわからなくなるのもこの時間帯。
ミックスダウン(編集)の際にはエンジニアに自分の希望を出来るだけ正直に伝える。 もちろん人によって音の好みは違うし、こだわりどころも当然違ってくる。
死ぬほどこだわっていたのにエンジニアからあっさり捨てられてしまう音もある。最終的にはこの編集作業で音は決まってしまうから・・・・。エンジニアとの対話と信頼関係は絶対必要だ。
今回のCD曲、1曲をプロのアレンジャー、エンジニアに仕上げをゆだね、あと1曲は僕自身がミックスまでの作業をすることにした。
この分業することも、いいバランスで完成するように考えた結果だ。
今週いっぱいで編集作業をすべて終了したいと思っているから、また3~4日は眠れない日が続きそうだ。
ここまで気力を搾り出して作っているのだから、「曲は自分の子どもと同じだ。」と言いたくなるけど、また娘からバカにされそうなのでやめておきます。
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