北近畿経済情報

北近畿各都市の経済ニュースを紹介。

舞鶴-京都間を高速バス化 綾部は廃止 京都交通ダイヤ改正

2008-10-06 | 地域交通

京都交通(本社:舞鶴市)が10月21日ダイヤ改正を発表しました。

それによりますと、

高速バス 舞鶴-京都間を高速バス化】

舞鶴より綾部を経由して京都駅前までを結ぶ「京都線」を新たに開通した京都縦貫道綾部安国寺インターより京丹波わちインターまで経由するルートに変更し高速化を図るとともに、綾部大橋バス停を廃止し、舞鶴と京都を直通で結ぶ高速バスに改編。

なお、従来、長距離路線バスとしての位置付けから、東西舞鶴市内間の利用も可能だった同バスですが、今後は高速バス路線として、舞鶴市内間の利用はできなくなります。

また同時に割引についても見直しが実施されます。

 

路線バス 高浜線の発着変更 常・溝尻環状線のダイヤ変更】

舞鶴と福井県高浜町を結ぶ「高浜線」は従来、西舞鶴駅前より東舞鶴駅や舞鶴市内の大規模病院などを経由する運行ルートでしたが、10月21日より東舞鶴駅発着に変更になります。

舞鶴赤十字病院や西舞鶴駅など東舞鶴を乗り越えて利用する場合、東西環状線などに乗り換える必要があります。

また常・溝尻環状線のダイヤが変更になる予定です。


かばん販売「減少」が35% 下期の見通し悪化 豊岡市調査

2008-10-05 | 豊岡市

日本経済新聞(10月3日付)近畿版より

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かばん販売「減少」35% 下期の見通し悪化 豊岡市事業者調査

兵庫県豊岡市が地場産業のかばん事業者を対象に7月に実施した景況調査によると、2008年下半期(7-12月)の生産・販売の見込みが「減少する」と答えた割合は35%となり、1月に聞いた上半期の見込みより17%悪化した。06年7月に調査開始以来、「減少」を見込む回答としては最大。消費者の買い控えによる販売不振の広がりを反映した。

1月の調査では上半期の生産・販売額を「ほぼ同じ」と見込むとする回答が最多の36%だったが、今回は22%に減少した。「やや増加する」との回答も、前回より7ポイント少ない11%となった。「やや減少は」は5ポイント増えて31%だった。

豊岡市は「景気の悪化による消費の不振でかばんの荷動きが振るわない業者が増えたことを反映してる」(商工課)とみる。元来かばんは「上半期のほうがよく売れる」(豊岡市のあるメーカー)が、今回の結果は予想以上の落ち込みになったようだ。

調査はアンケート形式で毎年1月と7月に実施。今回は市内のかばん製造業や卸、材料販売業者など221事業者が対象で、47%に当たる104事業者から回答があった。

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代替バスが発進 全但バスの路線縮小に伴い

2008-10-04 | 地域交通

神戸新聞(10月2日付)より

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代替バス、各地で発進 全但・路線縮小で

全但バス(養父市)の路線が大幅に縮小された1日、但馬各地で自治体などによる代替えのコミュニティーバスの運行が始まった。香美町や新温泉町では出発式が開かれたほか、運転手に花束を贈って歓迎する地区もあった。半面、「乗り継ぎしなければならず、不便になった」「どこの路線に行くのか分かりにくい」などの不満の声も聞かれた。

この日、運行が始まったコミュニティーバスは、豊岡市12路線▽朝来市1路線▽香美町3路線▽新温泉町10路線。養父市の休止対象の一路線はほぼ平行してコミュニティーバスが走っている。

香美町役場で開かれた出発式はバスの到着に合わせて開かれ、町職員ら約30人が出席。藤原久嗣町長がこれまでの経緯を説明した後、「通学や買い物、病院に行くお年寄りらのために町が運行を担うことにした。必要な便数は確保したつもりだが、状況を見ながら今後、検討していく」と話した。続いて職員から運転手に花束が手渡され、拍手に贈られたバスが出発した。

一方、新温泉町湯の全但バス湯村温泉営業所であった出発式では、馬場雅人町長らがあいさつ。バスの愛称「夢つばめ」を考案した浜坂北小四年、小林壮太君の表彰やテープカットがあり、公共交通政策研究会の岡田衆二会長の「出発進行」の合図とともに、バスが出発した。

豊岡市で運行が始まった12路線のうち、一部路線は、事前に予約が必要な「デマンド運行」。日高地域の運行会社にはこの日、30件近く申し込みがあった。初日ということで「練習」で乗った人も多かったという。乗り方などの問い合わせもあった。

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京都府北部でも旧京都交通が経営破綻し、舞鶴支社管内の路線バスが大幅に廃止されたのを機に、舞鶴市や福知山市などでコミュニティーバスが運行されていますが、元々は人口過疎地域を走る路線が多いだけに、経営環境は厳しいようです。

但馬地方でも同様に厳しい経営環境が待ち構えていると思いますが、「地域の足」として、住民から愛されるコミュニティーバスに育っていってくれれば…と期待したいです。


東洋製鉄が進出 長田野工業団地 輸送は舞鶴港を利用

2008-10-03 | 福知山市

京都新聞(10月3日付)より

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東洋製鉄が新工場 長田野工業団地で式典

建設機械などに取り付ける重りを製造している東洋製鉄(本社:大阪市)がこのほど、福知山市の長田野工業団地に工場を開設し、現地で式典を催した。

同社の7番目の工場。神戸市に移転した三精輸送機(本社:大阪府吹田市)の福知山工場(3,400㎡)の跡をそのまま利用して開設。中国から輸入された鋳製鉄の重りの検品作業などを行う。

式では音頭宏紀社長は「重りは神戸港から運んでいるが、福知山の立地を生かし、舞鶴からの輸送を考えたい。地元での雇用も進めたい」とあいさつ、関係者が新工場の門出を祝った。
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三精輸送機の撤退後、すぐに後継立地企業が見つかるのが、長田野工業団地の強みなんでしょうね。雇用従業員数などでは三精輸送機には及ばないものの、東洋製鉄には、地域に根ざした工場として発展していってもらいたいです。

また従来、神戸港を利用していた同社ですが、今後は舞鶴港の利用も考えるとのことで、これを期に長田野工業団地の立地企業へのポートセールスを強化のためにも、大川橋バイパスの早期完成が望まれます。


企業誘致へ協議会設立 丹波市商工会

2008-10-03 | 丹波市

丹波未来新聞(10月1日付)より

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丹波市商工会 企業誘致へ協議会

丹波市商工会は、 国の 「企業立地促進法」 に基づき、 地域の特性や強みを生かした企業誘致をめざす 「丹波市産業活性化協議会」 (会長=村上康充・市商工会長) を立ち上げ、 25日に同市商工会館で初会合を開いた。 同法は、 地域産業の活性化に関する意欲的な取り組みを国が支援するもの。 同協議会は、 今年度内に特産物や地場産業、 既存企業などを生かした企業誘致戦略を盛り込んだ基本計画を策定し、 具体的な事業展開につなげる。

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企業誘致で関西でも有数の企業立地数を誇る兵庫県ですが、県中・北部では苦戦しているようで、丹波・但馬地方では年1件と、厳しい状況です。

交通インフラが整備されていない但馬地方は今後に期待するとして、舞鶴若狭自動車道や北近畿豊岡自動車道など交通インフラがある程度整備されている丹波地方も苦戦しており、企業を誘致するもう一押しが必要なのではないでしょうか。

丹波地方にしかない特色をセールスポイントに積極的な企業誘致に取り組んで頂きたいです。