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かばん販売「減少」が35% 下期の見通し悪化 豊岡市調査

2008-10-05 | 豊岡市

日本経済新聞(10月3日付)近畿版より

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かばん販売「減少」35% 下期の見通し悪化 豊岡市事業者調査

兵庫県豊岡市が地場産業のかばん事業者を対象に7月に実施した景況調査によると、2008年下半期(7-12月)の生産・販売の見込みが「減少する」と答えた割合は35%となり、1月に聞いた上半期の見込みより17%悪化した。06年7月に調査開始以来、「減少」を見込む回答としては最大。消費者の買い控えによる販売不振の広がりを反映した。

1月の調査では上半期の生産・販売額を「ほぼ同じ」と見込むとする回答が最多の36%だったが、今回は22%に減少した。「やや増加する」との回答も、前回より7ポイント少ない11%となった。「やや減少は」は5ポイント増えて31%だった。

豊岡市は「景気の悪化による消費の不振でかばんの荷動きが振るわない業者が増えたことを反映してる」(商工課)とみる。元来かばんは「上半期のほうがよく売れる」(豊岡市のあるメーカー)が、今回の結果は予想以上の落ち込みになったようだ。

調査はアンケート形式で毎年1月と7月に実施。今回は市内のかばん製造業や卸、材料販売業者など221事業者が対象で、47%に当たる104事業者から回答があった。

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