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運賃も据え置きへ 関西丸和が運行方式公表

2008-10-16 | 綾部市

京都新聞(10月15日付)より

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「あやバス」ピンク基調 新車10台 関西丸和 料金据え置く

京都府綾部市内を走る「あやべ市民バス(愛称=あやバス)」の新たな運行事業者に決まった総合物流企業「関西丸和ロジスティクス」(本社・綾部市下八田町)が14日、車両や運賃など新たな運行方式を市役所で開かれた市地域公共交通会議で明らかにした。濃いピンクを基調とした新車を導入するほか、料金については据え置くとした。

会議で関西丸和の田中文和社長が「乗務員をサービスマンと位置づけ、快適で安全な運行を目指す。創業の地綾部を住みやすくしていきたい」とあいさつ。同社側が同市桜が丘3丁目に事務所と車庫を置き、運転手14人など計18人の運営体制をしくとしたほか、運行の引き継ぎ日を予定通り12月25日と説明した。

車両はいずれも新車で中型バス2台、小型マイクロバス4台、ワゴン型のコミューターバス4台の計10台(予備車1台)で運行。グループ企業が運営する埼玉県の路線バスと合わせ、濃いピンクを基調としたデザインに変え、中型・小型については車いすの乗車が可能になる。

運賃は基本の初乗り200円(一部区間100円)、1路線の最高額500円に据え置き、路線の乗り継ぎ定期券を新設する。いずれも、会議で承認された。

市は現在、あやバスを運行している「京丹タクシー」から委託契約解除の申し入れを受け、先月、公募で関西丸和を新たな委託先と決めた。市は現行の路線を維持する一方、予約型乗合タクシー方式をやめ、全定時定路線に切り替えた8路線で運行する予定。

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当初から懸念されていた運賃値上げが回避され、まずは一安心です。

しかしガソリン高も一服したとはいえ、地域の少子高齢化や過疎化、モータリゼーションの流れの中、地域公共交通機関を維持していくのは、住民の意識が一番大切で、「乗って残す綾部の公共交通」の気持ちが必要となってくると思います。