木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

6月20日 間伐材で丸太小屋を作ろう

2009年06月20日 | 活動日誌その他
6月20日 木曽菅古道(熊沢道)沿いの山林で、間伐とヒノキの皮むき作業を行いました。

 これらは元気づくり支援金事業の菅古道の炭焼き復活事業の一環です。
 鳥獣被害対策を兼ねて、古道沿いの密生した山林を間伐。その間伐材を利用して炭焼き窯用の丸太小屋を造る予定なのです。

 当初、ひのきを間伐して運びだしてから丸太の皮むきをする…と考えていたのですが、普通とは異なる手順でやることになりました。

 まずは立木の状態で根元にぐるりと一周ナタを入れます。そこから樹皮を上に向かって剥がしてゆきます。意外にも非力な女性でも面白いように剥けるから面白い!
 ヒノキ丸太を寝かして上や横方向に引きはがすよりも、このほうが体重をかけやすいので力が少なくて済むうえ、何よりも重い丸太をひっくり返す労力が要りません。
 この季節、ヒノキが一番水を吸い上げているため、今が一番剥がしやすいのだそうです。

 実際に、樹皮を剥いだ直後の白木の表面は、樹液がみずみずしく、軍手にどんどんしみ込んで濡れてくるほど。剥がすと同時にヒノキの良い香りが広がります。
 ああ…フィトンチットの中で、森林浴しながら作業しているみたい…

 6人ほどで70本ぐらいは剥いたかな? 
 その後に丸太を切り出すわけですが、全部切り出せなかった場合でも、裸の立木の状態で残しておく場合もあるとの事。(一通り間伐分の皮剥きを終えてしまうと、まるで熊の皮剥ぎ被害の後みたいでもありますが)、その方が切り出して裸で寝かせておくよりもカビが生えにくいそうです。

 今回、私を含めて全くの素人4名が加わって作業したわけですが、木陰の中での作業でもあるので涼しいし、森林浴にもなるし…
 この樹皮も****に使えるのでは? アロマウォーター摂れないかな…こういう作業だって、ああしてこうすれば、いろいろ体験メニューが組めるじゃないか~、と、またもアイデア続出でした。

 やはり自然は学習の宝庫。脳みそも活性化させ、心身ともに豊かにしてくれる場所だと実感します。

 菅古道の炭焼窯復活事業は始まったばかり。
 興味のある方は誰でもご参加ください。


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