木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

平成23年6月議会 一般質問3

2011年07月03日 | 活動日誌その他
一般質問3問目
Q3:葛飾北斎史料所在不明問題の顛末を問う

Q(星):昨年3月、新聞にも取り上げられた郷土館の葛飾北斎資料の所在不明問題についてです。
1.資料「今様櫛きんひな形」の所在調査について、その後の調査経緯と調査結果についてご説明を。
A教育長:現在いまだこの史料はみつかっていない。
調査は手詰まり状態だが、やめているわけではない。現在文化財保護審議委員で当時村誌編纂にかかわった方からも情報はない。村民センターの倉庫・物置・小学校南の役場資料倉庫・旧村誌編纂室の保存室も点検したが見つかっていない。23年度からは未展示の点検・確認を予定している。この過程で私自身は今様櫛きん雛形を収録している書籍を見つけ、どのようなものかも勉強するよい機会になった。

Q(星):北斎原本は2001年の村誌編纂時には確かに存在した。では撮影後確かにもとの展示ケース内に戻した事は確認できたか。つまり何年まで所在の確認ができているか。
A教育長:それは現状では明らかにできないということである。これはどうしようもない。

Q(星):それは、関わった人たちの記憶がないということか。
A教育長:記憶がないというよりも、関係者が分からないとも言わず、まったく無言である。

Q(星):これは、盗難か横領か紛失か。現時点でどう考えているか。
A教育長:現段階で結論付けはできない。事実経過がわからなければいろんな可能性を考えて調査していくしかない。

Q(星):2.村長のご答弁にあった「適正管理についての対策」について。
前回の質問後具体的にどのような対策を講じたのか。
A村長:まずは引き続き調査を進める。徹底管理については職員とも話をした。
文化財保護審議委員会の話を聞いて対策を進めていきたい。

Q(星):問題の認識から4年近くたっても解決に至らないでは、村の教育委員会の姿勢が問われる。
3.この状態について教育長は、その責任をどう考えているか。また、任命権者である村長にも責任の所在をどう考えるか。
処分等については、このまま調査結果がでないから結論も出せない、結論が出せないから処分もしない。そのようにお考えか。
問題の認識から4年もたっているのだから、一定のけじめをつけるべきではないか。
A村長:結果として所在は判明していないが、決してこの問題を放置する考えはない。
教育長がこの事案に対応する責任があることは認識している。
処分については、調査中でもあるので、もっと調査をするよう、関係者の話を聞くように進めていきたい。



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