木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

木祖村行政懇談会2:いわゆるメタボ検診が義務付けられました

2008年02月25日 | 木祖村議会と議員
続・木祖村行政懇談会~

■4月から特定検診・保健指導が始まります。
○40歳から74歳の方対象の医療制度です。
 2008年4月より、特定検診・保健指導、つまりメタボリック検診の実施を健康診断に入れることが義務付けられます。
 これは、いわゆる生活習慣病(糖尿病・心臓病・脳卒中など)の防止と、それと因果関係の深い肥満を防止することで、医療費削減を図るというものです。かつてのラジオ体操導入と同じ理由といえます。

○主な変更点
・実施について
 医療保険者が実施することになったので、加入している保険からそれぞれ健康診断の案内と受診券が送られてきます。
 国保加入者はこれまでの村の健康診断とほぼ同じです。社保・共済・組合健保などに加入している人は、それぞれ日程や検診機関が違い、検査項目の数が変わったりする場合があります。

・メタボ検診の内容について
 腹囲(おなか回り)を必ず計ります。腹が出た人は要注意です。その他特定検診での血液検査の結果によってメタボ判定が行なわれます。

国の基準腹囲(男性85cm以上・女性90cm以上)

 高血圧/高血糖/中性脂肪


 メタボ判定に引っかかった場合特定保健指導が行なわれます。

 上記2項目以上が引っかかれば、=メタボリックシンドロームです! 
  →「積極的支援」:
  月2回、6か月健康教室に通うなど、生活習慣改善が行なわれます。

 上記1項目:=メタボ予備軍です。
 →「動機付け支援」:
  原則年1回、6ヵ月後に評価。各地区を指導員が回り、対象者に結果説明と
  指導が行なわれます。

 なお、特定保健指導は無料です。

村民からの質問:
【Q】村で受けている検診で、どの検査のことかよくわからないのですが・・・
【A】特定検診はこれまでの基本検診:普段の基本健康診断と同じです。
 身体測定・血液検査・尿検査など。また、基本検診以外の日にやってきたがん検診(胃・大腸健診、前立腺、マンモグラフィー、肺がんらせんCTなど)は今後も村で従来どおり行ないます。
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 この制度では、受診率や改善率が悪い健保組合などの保険者にペナルティーが科せられるそうで、自治体の場合、メタボと診断された村民を、5年間で10%減らさないと、高齢者医療保険への(国保からの)拠出金が増やされるということです。
 メタボの増加は医療費の増大につながり、自治体の財政を圧迫しかねません。いずれにせよ生活習慣病は突然発病するのではなく、健診結果により予兆を知る事ができます。必ず年に1度は健康診断を受けましょう。

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