木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

4月20日 奥木曽源流早春

2008年04月20日 | 活動日誌その他
4月20日 奥木曽湖(味噌川ダム)上流域の偵察。
 これからが本格的な春を迎える味噌川ダム。さらにその奥地の味噌川源流域はゲートに閉ざされているため、ほとんど秘境状態です。
 とある沢の上部、標高約1800m付近まで登ってみましたが、まだ雪渓に覆われていました。しばしば落石にも遭遇したので、林道ゲートまで戻って途中から山菜の下見に予定変更。

   

 「奥木曽大橋」より奥、鷹廻りトンネル(新)と林道ゲートの間に、「奥木曽湖上流端」部に降りられるちょっとした散策路がある事はあまり知られていません。降り口に禁漁の赤々した札の付いた、がっちりしたゲートがあり、来訪者を寄せ付けない雰囲気がありますが、徒歩なら問題なく入れるエリアです。

 散策路はわずか10分ほど。朽ちかけた古い橋などもあって、ちょっとした清流を眺める道になっています。
 途中には標高1125mを示す御影石のりっぱな「奥木曽上流端の碑(平成八年)」や「ようこそ木曽川源流を訪ねてくれました・・・」という看板まで立っています。砂利道は最近手を入れたようです。
 このエリアが全くといいほどPRもせず、観光資源として利活用されていないのは、ちょっともったいですねー。来た事がない村民も多いんじゃないでしょうか。
 
    

 いわゆる奥木曽湖の入口に着くと、そこから先の道はダムの水位に水没し、ガードレールが湖の底に続いていました。ボートやカヌーを浮かべて漕ぎ出すに丁度いい静かなワンドで、自然を満喫しながらのんびり弁当を食べるにはうってつけ。真夏や紅葉のシーズンも風景を楽しめる場所です。
 なお、この一帯は釣り禁止区域。全国的にも貴重な原種である ヤマトイワナ 保護・増殖のために、永代禁漁区に指定されています。
 

・・・あらー。「水質を悪化させる原因となるゴミはもちかえりましょう・・・」の看板脇に巨大古タイヤの不法投棄!
 人がめったに来ない場所だから、碑がある場所でも不法投棄されるんだと思います。

 人の心も、ここの自然と同じように美しくあって欲しいですね。