木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

9月3日 こんにちわ県議会です:これからの木曽地域について

2007年09月04日 | 活動日誌その他
9月3日 15:00~ 
 「こんにちわ県議会です(ふれあいミーティング)」が上松勤労福祉センターで開催されました。



 長野県議会主催。正副議長、地元選出県議(村上淳)主管。木曽地域の現状や課題について、地域振興等各分野で活躍中のパネラーによる事例説明や懇談を行なうものです。出席議員:武居・柳沢・中村・星。

 意見発表および懇談では以下のパネラーによる事例紹介がありました。

1、みたけグルメ工房(木曽町三岳):西尾礼子氏
 観光農業の推進を目的とした地元三岳産のカブ漬・すんき等の特産品開発や販売等について。

2、木曽五木工芸社(南木曽町):北原隆光氏
 主に妻籠宿の観光について。世界遺産化に関する課題と台湾からの観光客増加の状況等。観光誘致・広域道路網としてのR256(清内路)、R361、右岸道路について。

3、ペンションJハウス(木曽町開田):松井淳一氏
 開田アイスクリームの事例を中心に、客のニーズをつかみ地域の潜在資源を活用する事の重要さについて。

4、木曽広域連合長(木曽町):田中勝己氏
 元木曽町長時代の事例から。有機農業構想:異業種からの参加促進、農業振興会議等について。

5、伊那市観光協会理事(伊那市):有賀正喜氏
 伊那-木曽定期バスの開始に関連して。伊那側が木曽側へ寄せる期待等。

 いずれもどちらかといえば観光誘致を念頭においた意見発表ではありましたが、共通して言えることは、地元の住民が地域のクオリティー(産物からサービスまでを含む)を向上させなければ、いくら行政が条件を整えようと発展しないという事です。
 木曽に来る観光客の傾向は、県内全域と比較すると「自然」と「名所・旧跡」を求める客が特徴的です。
 現代のエコブーム、自然回帰の波をうまくとらえ、体験型観光、交流型観光をはじめとする様々な業種・業態の観光産業化を進めて行くのが有効と思われます。
 「木曽は温泉がないから…」「うまい食べ物がない…」などと、無い理由を挙げるのではなく、無ければ作ろう。客が何を求めているのか。地元にあるもので使えるものは本当に無いのか。から始めていくことが大切だと思います。