きらくなたてものや

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

対角に抜く

2013年03月23日 | 町田か邸
町田か邸にて。

この家は、
南東と南西の角に、
L字に開く
掃き出し窓があります。

南西側は畳の間で、
仕切れるようになっていますが、
開けていれば1階は、

どちらの対角線を見渡しても、
視線が抜けるようになっています。

風と光を
できるだけ呼び込むとともに、

約30坪と決して大きくはない家を
広く見せる方法でもあります。

ただしあまり抜けすぎると、
居心地が悪い場合もあるので、

障子と格子、
また後付けのブラインドで
調整できるようになっています。



紙がお迎え

2013年03月23日 | 町田か邸
町田か邸にて。

この家の玄関は、
家のど真ん中にある土間。

玄関らしくないといえば、
玄関らしくないかもしれませんが、

人間だけではなく、
大いに風と光を迎え入れる間。

だけど、
人の視線や風を
遮りたいこともあると思うので、

障子で全面を
仕切ることができるように
なっています。

これを開けていると
閉めているとで、
空間の様子が
まるで変わります。

建具は偉大。








もうすぐ4つの‘そ’ちゃんの部屋

2013年03月23日 | 町田か邸
町田か邸にて。

数日前お住まいを訪れると、
階段下の空間が、
‘そ’ちゃんの部屋に
なっていました。

ちゃんと寝る場所も
お片付けする場所も、
お勉強机もある、
最小限の間。

家族の気配を感じつつも、
集中できる場所。

窓も障子もあり、
風通しと温もりの調整も可能。

少し覗かせていただきましたが、
居心地よさそうです。










昇る間

2013年03月23日 | 町田か邸
町田か邸にて。

1階の壁のほとんどは、
土塗り仕上げなのですが、

階段から上は、
荒壁土塗りのまま。

昇りきったところにある
荒壁土の壁が
窓からの光を受けて、
上へ上へといざないます。

また手摺受金物は、
いつもの鉄錆色のもの。