きらくなたてものや

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追いかけるように野地板貼り進行中

2012年03月21日 | 小田原お邸
先週上棟した小田原お邸は、
少し前に上棟した二宮し邸を追いかけるように
現在野地板貼りが進んでいます。

平屋で約50坪あるのに、
大工さん一人で
黙々と貼り進めています。

凄い!の一言。

考えてみれば、
この家の刻みも、
墨付から加工まで、
ほぼ全て一人で
手がけていました。

しかも実質約3ヵ月で!

大工としての要領が
いいんでしょうね。

お聞きしたら、
代々大工の家系のようです。






ところで現在、
ほぼ同時進行で、
小田原と二宮で
現場が進んでいます。

また鎌倉から見て
そこから手前の茅ヶ崎でも
現場が進行中。

いずれも鎌倉から西の方角に
現場が固まっているため、
一日で3ヵ所同時に回れるのが
すばらしい!

たまたまですが、
ありがたいことです。

裏も美しい

2012年03月21日 | 鎌倉や邸
鎌倉古民家改修の現場にて。

畳表を交換するため、
今日畳屋さんが
畳を引きとりに来ました。

畳を上げてみると、
畳床の菰の目が見えました。

美しいなあと思って見ていたら、
畳屋さん曰く、
こんな美しい菰の目はめずらしい、
とのこと。

やはりそうなんだ。

昔の人たちは、
こういう見えないところにも
手をかけていたのですね。

さらに畳屋さん曰く、
畳は畳床がしっかりしていれば、
100年経っても使えるとのこと。

現代の畳のように
見えないところだから、
安価な工業製品、ではなく、

こういうところに手をかけるのは、
そういうことなのかもしれませんね。

何となく落ち着くデザインと
保温性という機能に加えて、
この耐久性、

改めて畳のことを
見直しました。