きらくなたてものや

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

二宮し邸建前の風景

2012年03月11日 | 二宮し邸



建前が始まる朝。

これから立ち上がる
静かなワクワク感が、
現場に満ち溢れます。







職人が刻む木組みの建前は、
カケヤで響く音がサイコー!です。







きらくなたてものやの
もはや恒例、
最後の棟木を
建主自ら叩いていただきました。







朝は小雨が
パラついていたのですが、
上棟した昼には、
雲の合間から、
青空が覗いていました。

ああ、美しい空。






上棟直後。
足場に座り込む職人たちから
安堵の心持ちが伺えます。







日が暮れると、
現場に紅白の幕を巻いて、
上棟のお祝い。

今回は建主さんが料理人を
現場に連れて来てくださり、
その場で料理を
振舞ってくださいました。

お味はもちろんのこと、
盛付も華やかで、
よりお祝い気分が
盛り上がりました。

ありがとうございました!

なお料理人の方は、
近々横須賀の秋谷で
お店を出す予定とのことです。
ぜひ伺いたいですねー。

建前に欠かせぬ人といえば

2012年03月11日 | すばらしき仲間たち
建前といえば、
仲間の大工や、
棟梁と縁のある大工が
集結するわけですが、

きらくなたてものやの場合、
もう一人欠かせぬ人がいます。

それは森田水工の森田さん。
屋号の通り、水道屋です。

「森田水工」といえば、
この場でご記憶にある方も
いらっしゃるかと思いますが、

彼が屋外の配管工事を行う場合、
必ず雨が降るという人です。

しかし建前の時は、
雨が降らないので、
助かります。

もしかしたら「水道屋」らしく、
念力で水の道を
開けたり閉めたり
できるのかもしれません(笑)。

冗談はさておき、
彼は建前となると、
大工衆に混じって、
ひょっとしたら大工よりもたくさん
カケヤを振っているかもしれません。

雨の中穴掘って仕事しているので、
足腰ができているからでしょう。

また技術だけではなく、
持ち前の明るさで、
現場がより賑やかに、
楽しい雰囲気になるのも
ありがたいことです。

そうなれば、
コミュニケーションも
円滑になりますからね。

だからこそ、
声がかかり続けるのだと
思います。




※左が森田さん

空に架ける橋

2012年03月11日 | 二宮し邸
‎2012.3.11。
忘れじの日に、
空に架ける橋。

この日平穏無事に
建前ができることに感謝。

犠牲者へのご冥福と、
被災地復興に念を込めて、

大工衆とともに、
仕事始めの8時と
地震発生時の14時46分に、
黙祷を捧げました。

私たちの念が
少しでも届きますように。