元祖・東京きっぷる堂 (gooブログ版)

あっしは、kippleってぇケチな野郎っす! 基本、自作小説と、Twitterまとめ投稿っす!

5月20日(火)のつぶやき

2014-05-21 00:59:10 | たわ言

【或る着物生活者の一生】
昨日は黒単衣絽襦袢下駄で朝っぱらから成蹊の欅並木の方へ散策に行き、それから駅周辺に向かった。
成蹊のグラウンドの方には昔、呪いの家とか幽霊屋敷と言われとった家があったがすっかり綺麗な家に建て直されておった。おそらく今住んでる方は昔そこが何だったか知るまい


【或る着物生活者の一生】
久し振りに市営グラウンドの方に向かって歩きながら成蹊あたりをうろついたのじゃが昔の面影は形としてはあるものの、その実は随分と失われておった。
そこいらにはワシの中学のダチ共の家がけっこうあった。今でも家はあったが全部表札に書かれた名が変わっておった。


【或る着物生活者の一生】
四十年前の友人達の家々は殆どが建て替えられた訳では無く綺麗にリフォームされておった。でも住んでるのは別人の様じゃ。売り払って何処ぞに引越したか家族共々死に絶えたか…(^^;
見かけはだいたい同じ形の家だが友人一家は消えちまった。何とも淋しい気持ちじゃ!


【或る着物生活者の一生】
成蹊の欅並木を抜け五日市街道側の入り口広場に出ると大量の大学生に出くわした。その群れの中を下駄を鳴らして歩いていくと女子学生達が目を剥いてまるで異形の妖怪でも見る様に怪訝そうにワシを見る。無理もねぇ。着物が日本人の服だなんて考えた事もなかろう。ワシャ妖怪


【或る着物生活者の一生】
ワシが中学生くれぇの頃はまだ其の成蹊の欅並木を朝の散歩コースの一部として気持良さげに歩いとる着物姿のオッサンがけっこうおった。
今は全くおらんのだろう。老いも若きも全部南蛮衣装だらけで其れが普通で正常な事だと思うておろう。
其処に着物姿のワシ!ああ痛快!