元祖・東京きっぷる堂 (gooブログ版)

あっしは、kippleってぇケチな野郎っす! 基本、自作小説と、Twitterまとめ投稿っす!

5月8日(木)のつぶやき

2014-05-09 00:58:46 | たわ言

【或る着物生活者の一生】
今朝も気持ち良く晴れ渡ってけつかるのぅ。
爽やかな朝陽を浴びて街がピカピカ光ってけつからぁ!ばっきゅ~ん!
しかし!光或る処、必ず闇がある!光が強ければ強い程、又闇は深いのじゃぁ~!
一人のサスケが二人のサスケ…
ピカピカの日こそ暗黒の漆黒長着を纏うのだ


【或る着物生活者の一生】
はて…昨日はどうじゃったかのぅ?
昨日は作務衣に素足下駄履きで病院行って腰痛治療(牽引温熱)したんじゃ。それから稲妻柄の紺の袷に着替えて素足下駄履きでお出掛けしたんじゃ。
日中は暑くなったが夕暮れ頃になると涼しくなり丁度良かったわい。
夕暮れ風が吹いてた


【或る着物生活者の一生】
夕暮れの都市空間を下駄を鳴らして着流しで歩いとると、この乱雑で余りにも醜悪極まりない日本史上最悪に酷い無機質野暮天空間にもほんの少し風情を感じるもんじゃ。
特に雑踏を避け潰れた店の並ぶ路地などを歩いとると失われた情緒が過去から微かに心象風景に投影される


【或る着物生活者の一生】
かつての日本はもう決して戻っては来ないだろう。あの心の底から震える様な素晴らしい日本情緒は微塵もなくなり、ここは日本と言うただの場所、無国籍都市として只々雑然とした騒々しさの中で終焉を迎え人々は超近代の目まぐるしい変化に振り回され存在の根拠を喪失し無へ…


【或る着物生活者の一生】
夕間暮れの中、オレは今月で閉館するバウスシアターの前でしゃがみこみ、ずっとバウス終焉ポスターを眺め、シドアンドナンシーやホドロフスキーのエル・トポや寺山修司の「書を捨てよ町へ出よう」やらかつて上映されこよなく愛した映画たちと終わりゆく日本に哀悼を捧げたぜ