課題は「自装」と「正装の帯結び」
鹿児島の「きつけ塾いちき」で学んでいる井上さん。
今日は、「自装の着付けコース」の2級認定試験です。
いつもは試験前の復習の時間をとるのですが、今日はご本人がいきなり復習なしの試験を希望。
課題は、①自装に二重太鼓。②ボディに正装の帯結び(ふくら雀か文庫)のふたつです。
緊張の中で、午前10時に試験開始。
一切、質問ができない静寂の中で、認定試験が進んでいきます。
試験前に自宅で猛練習をされたようで、その成果が発揮されて試験官も感心しきり…。
これまでとはワンランクアップされた着付けでした。
これで、京都でも安心して散策できるかも…
試験の合否は、一週間以内の文書でご本人に通知されます。
11月7日は一年に一回の認定式…お楽しみに。
新たな領域で、確実にステップアップ
平成27年から、自装の着付けを習い始めたのは独身の時でした。
結婚…出産と節目があって、おけいこをお休みされた期間ももありました。
育児期間も思うに任せず…。
本格的におけいこを再開したのは、かわいいお子さんが這い這いが出来るようになった、平成29年の3月からでした。
あきらめずに、技術が身につくまで、おけいこを続ける坂元さん。
今回は、実家に愛息をあずけて、おけいこに集中する体制です。
教室の内容は「袋帯の変化と振袖の着付け」。
今日で三回目の振袖の着付けは上出来でした。
来春の成人式の着付けにも挑戦するために、「振袖特訓」にも参加予定です。
新たな領域で、確実にステップアップしている坂元さんです。
振袖の着付けをおけいこをする坂元さん。
18年前の着付け忘れず➠もう一度基本から…
今日からお稽古を始めた高木さんは、若い頃(失礼)に…とある「有名着付け教室」で資格を取られたほどの方。
18年振りに着てもらうと、忘れずに着付けていらっしゃいました。
目指すは「花嫁の着付け」ですが、ご本人の要望で、「もう一度基本から学びたい」とのこと。
そのために自装の講座からスタートすることになったわけです。
講師との信頼関係こそ、早期習得のカギ
もともと、つちかったものがあるだけに、またたく間に習得されることでしょう。
ただし、これまでの技術は少し脇において、真っ白な状態で学ぶことが大切です。
指導を任された講師と、学ぶ生徒さんとの信頼関係が有れば、技術を手にすることは容易だと思われます。
私たちも、高木さんの能力を、最大限引き出す指導をしてまいります。
第一回目の教室の感想をお聞きすると、「思い出しながら…楽しい教室です」とのことでした。