KIMISTEVA@DEEP

新たな「現実」を構成するサブカルチャー研究者kimistevaのブログ

君とZOO!ZOO!ZOO!

2007-12-17 17:08:35 | わたし自身のこと
パートナーと上野動物園に行ってきました。

待ち合わせの時間にわざと遅れていって、

「ごっめーん!待ったぁぁー?」
「こいつぅー。(こつん)」

・・・を実現しようと、わざと待ち合わせ時間になっても待ち合わせ場所に行かなかったのですが、わたしのパートナーは一枚上手でした。
わたしの行動を予測して、わたしが時間つぶしにいた本屋に来てしまい、わたしの少女漫画ファン時代からの夢の計画はまぼろしと終わりました。

ちくしょー。今度こそ。

それにしても、20年ぶりに上野動物園なんて行きましたが、
小さい頃にいったときと、今とで、こんなにも見える景色が違うのか!
…と驚きました。

わたしの記憶では、上野動物園=パンダ(当時はトントン)と象とペンギンくらいでした。しかもキャラクターグッズのイラストみたいな、動物の「カタチ」しか記憶にないんです。
でも、20代後半になってあらためて動物園に行ってみると、
動物園のおもしろさは「カタチ」ではなく「動き」だなぁと思いました。


プレーリードッグやミーアキャットはクルクル不思議な動きをするので惚れます。
バイソン(学名Bison bison)がフオーとはく息が白いのでハッスルします。
象はあまりに年をとっているので、昔見た上野動物園のドキュメンタリー映画(戦争で象を殺さなくてはいけなくなる話)を思い出してキュンと胸がしめつけられます。
オカピの前で、子どもたちが「オッパッピー?オッパッピー?」とはしゃいでいます。
トラやライオンや白熊は絶対、サービス精神発揮するようにしつけられてると思います。


とはいえ、一番「動き」が面白いのは猿山です。
猿山の世界の秩序とカオスは、いろいろ哲学的な知見をもたらしてくれます。
突然どこかでケンカが起こり、巻き込まれるモノがいたり、無関心なモノがいたりして全体として秩序が維持されている様子を見ていると、いろいろなことを考えさせられます。
社会を人工的に操作することの難しさというか、不可能性というか。
そんなことを考えてしまうわけです。


動物園はいくつになって見てもおもしろい、すごく不思議な施設だと
あらためて思いました。


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2 コメント

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だからJr.さんは… (†裂屠†)
2007-12-19 01:14:16
千原史で、
Jr.さんは何かあると動物園に行く
と言うような記述があったような気がしました。

そういう理由なのかなってちょっと想いました。


自分はシーワールドに行って、
背びれの曲ったシャチを見て、何だか泣きたくなりました。

曲った背びれの説明のアナウンス。
『ここでは深海ほど圧力のあるところまで潜らないので、曲ってしまった』
的なことを言ってました。

病気ではないのだろうが、何だか哀しくなりました。




だから、動物園にいる虎の目は狂っているのでしょう。


知ってる人にしか分からないようなコメントで失礼(土下挫。
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なつかしい (kimisteva)
2007-12-19 10:58:01
ジュニアさんもそんなこと言ってた時代があったよね・・・。
いわゆる「とんがってた」時代か。
あの頃のジュニアさんは透明で美しかったなぁといまだに思います。

今のジュニアはそれこそ、動物園のトラになってしまったのではないかと思うのはわたしだけ?
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