KIMISTEVA@DEEP

新たな「現実」を構成するサブカルチャー研究者kimistevaのブログ

常磐線内の「ささやかな抵抗」

2007-03-12 19:26:01 | わたし自身のこと
TMライナーという便利で人気のない乗物の本数が激減してしまったため、
現在、水戸芸術館に通うために常磐線を利用している。

この前、常磐線の人気のない車内で揺られながら、
ぼーっと前の扉を見たら、
あまりにも小さな、ささやかな抵抗が電車のドアに施されているのを見つけた。

ドアにシール(テープ?)が貼られている。
ドアが開いたらどうなるのだろう…と、ちょっとだけドキドキする。


ドアが開く。


当然、はがれる…が落ちない。
うまく、それぞれのドアに片側だけ粘着して、
またドアが閉まると、もとのようにドアの分け目にシールが貼られているように見える。

でもきっと、初めにはった人は、電動で動くドアに対し、ささやかな抵抗を試みたに違いない。
そして、わたしより、もっとドキドキしたに違いない。

「ドアが開いたらどうなるんだろう?」


そんな常磐線内のささやかな抵抗のお話。


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