KIMISTEVA@DEEP

新たな「現実」を構成するサブカルチャー研究者kimistevaのブログ

一人暮らしの台所

2007-02-16 17:25:32 | 趣味
いろいろなところで言っていることだが、
わたしは草月流の師範(師範四級)の資格をもっている。

華道にはいろいろ流派があるわけだが、
その中で草月流の特徴は、と聞かれたら、わたしは間違いなくこう答える。

「その場所に生ける…ってことを大事にするところかな」と。

草月流というと刈屋崎先生があまりにも表に出すぎてしまって、どうも「自分の生けたい場所を探す」というイメージが強いようなかんじがする。
わたしはどちらかというと、「場所」まずありき、というタイプ。

あんまり床の間とか玄関とか、「いかにも」の場所は好きじゃない。
最近はわが町の文化祭でも作品を発表していないけれど、それもそんな理由がある。
ホワイトボックスが嫌いなのだ。もっと変わったところがいい。
一見、花なんかと無関係そうなところが、好き。
場所の匂いが強いところのほうが、わたしは好き。
(こう考えてみると、わたしもそういう場所を探している、ということになるのかな。)

だけどもちろん、そういう場所は長く花を飾っておくことができないので、一瞬だけ花をおいてみて、写真を撮っておくことにした。
…この写真をためていって、文化祭で発表する…っていうのじゃ、ダメかなぁ?とこんどわたしの師匠に聞いてみよう。

第一弾は、我が家の台所。
台所は、わたしの好きな場所のひとつだ。
すべてのものに合理性があって、すべてのものが生命とつながっていて、無駄がない。


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