先週末、母校の演劇部の手伝いにいったとき、
ちょっとした問題に巻き込まれました。
わたしの母校、OTK高校は近年、金曜日に校内発表、土曜日に一般公開で文化祭を開催しています。
わたしは金曜日から演劇部のお手伝いをしていたので、校内発表のときの公演も、一般公開のときの公演も見ています。
それで…問題になったのは、何かというと、校内放送の利用です。
文化祭だとよくありますよね。「今から体育館でライブやるので見に来てください」とか「英語部が劇をやるので見に来てください」とか…、きまった時間内で発表を行うような団体は、校内放送を使って、自分たちの発表の告知をします。
どこの学校の文化祭にも見られるよくある光景です。
OTK高校演劇部も、例年、公演の前には校内放送をして、客を集めておりましたので、金曜日の校内発表のときも、校内放送を使って、客を集めました。
このときは、なにも問題なかった。
他の団体も校内放送をふつーに利用してました。
問題になったのは、次の日です。
午前中に演劇部企画で開催したシンポジウム「マイ・ブーム」の告知をしてもらうため、わたしが現役生に「シンポジウムの校内放送してきてよ。」と呼びかけました。現役生も「そうだ、そうだ」という感じで返事をして、すぐに放送室に駆けていき、校内放送が始まりました。
それから、約1時間後。シンポジウムも終え、今度は公演の告知をしようと放送室に向かおうとする現役生を、顧問の先生が呼び止めて、何か小さい声で注意しているのが見えました。
現役生は、事前に約束されたとおりのことしかやっていないし、
何かわからないときは、わたしを含めたOGやOBが助言していたので、わたしは不安になりました。
彼ら/彼女らが何か、怒られるようなことをしたのだとしたら、それはわたしの責任だと思いました。
だって、彼ら/彼女らに一連の助言や指導をしていたのは、わたしたちですから。
なので、すぐにその場に行き、
「何か、不都合がありましたでしょうか?」
と、注意をしていた顧問の先生に尋ねました。
すると、顧問の先生は、ものすごくバツの悪そうな顔をして、しばらく沈黙した後、
「…いや、校内放送はダメだから。」
とおっしゃいました。
なので、わたしは、「え。だって、いつも平気だったし、昨日は他の団体も校内放送使ってましたよ。」と言いました。
だって、おかしいじゃないですか。昨日は良くて、今日はダメなんて。
すると、顧問の先生は、「…昨日は、でしょ。」
と言ったあと、「今日は、図書室で会議があるからダメなんだって。」と事情を説明してくれました。
そしてそのあと、「…俺も、こんなときに会議やるなんておかしいと思うんだけどさ。」と付け加えました。
まったく、その通りです。
学校関係者のみなさん。教員のみなさん。わかってますか?
文化祭は、「特別活動」なんです。
きちんと、生徒に保障されなければならない、教育活動なんですよ!?
そこで行われていたのが、どんな重要な会議なのか、わたしは知りません。
その日の前日に学校付近で不審者が出たとかいう話もあったし、そのための緊急会議だったのかもしれません。
(まぁ、それだったら、わざわざ図書室で一日かけてやることもないだろうから、当然、違いますが)
それにしても、なぜ、校内放送が利用できなくなるのか、まったくわかりません。
しかも、突然に…です。
さらに言えば、現役生の様子を見たり聞いたりするかぎり、事前になにも連絡されないまま、突然、流れの中で決まったみたいだし。
事前説明もないまま、すぐに注意や説教が発動されるなんておかしい。
相手が生徒だから許されるんですか?
自分より目下のものだから、どんな不合理なことをしても許される…ってそんな論理が垣間見えてなりません。
本当に不愉快。
生徒の私物化もいいところです。
教育活動もまともに保障できんくせに、えらそーなこと言うな!
…とこの場を借りて申し上げたい。
しかも、高校だから、生徒はちゃんと金払ってきてるんですよ?
わかってるんでしょうか?
わたしやGK氏は一銭もお金もらわなくったって、演劇部の生徒たちに、どうやったら意味ある経験をしてもらえるか…って、いつも必死に考えてます。
他のOBやOGたちだって、そりゃぁ、第一義的には自分たちが楽しみに来てるだけかもしれないけど、現役生に自分たちと同じように楽しい経験がしてもらいたい…って、「芝居は楽しい」…って思ってもらいたいと思って、無理矢理、休みあけて手伝いにきてる。
それなのに、生徒たちに教育的な機会を提供する職業にある人たちが、そんなふうに、生徒の教育機会を疎かにして、さらに、邪魔までしているのかと思うと、なんだかすごく悲しくなるのです。
教員って授業してれば、それでいいの?
そういう時代になってきた…って話には聞くけれど、それをものすごく実感してしまいました。
現場の教員は忙しいから。…そんなことわかってます。
だけど、そのせいで、生徒の教育機会まで奪われているのだとしたら、それはさすがに、断罪すべきだと思うのです。
ちょっとした問題に巻き込まれました。
わたしの母校、OTK高校は近年、金曜日に校内発表、土曜日に一般公開で文化祭を開催しています。
わたしは金曜日から演劇部のお手伝いをしていたので、校内発表のときの公演も、一般公開のときの公演も見ています。
それで…問題になったのは、何かというと、校内放送の利用です。
文化祭だとよくありますよね。「今から体育館でライブやるので見に来てください」とか「英語部が劇をやるので見に来てください」とか…、きまった時間内で発表を行うような団体は、校内放送を使って、自分たちの発表の告知をします。
どこの学校の文化祭にも見られるよくある光景です。
OTK高校演劇部も、例年、公演の前には校内放送をして、客を集めておりましたので、金曜日の校内発表のときも、校内放送を使って、客を集めました。
このときは、なにも問題なかった。
他の団体も校内放送をふつーに利用してました。
問題になったのは、次の日です。
午前中に演劇部企画で開催したシンポジウム「マイ・ブーム」の告知をしてもらうため、わたしが現役生に「シンポジウムの校内放送してきてよ。」と呼びかけました。現役生も「そうだ、そうだ」という感じで返事をして、すぐに放送室に駆けていき、校内放送が始まりました。
それから、約1時間後。シンポジウムも終え、今度は公演の告知をしようと放送室に向かおうとする現役生を、顧問の先生が呼び止めて、何か小さい声で注意しているのが見えました。
現役生は、事前に約束されたとおりのことしかやっていないし、
何かわからないときは、わたしを含めたOGやOBが助言していたので、わたしは不安になりました。
彼ら/彼女らが何か、怒られるようなことをしたのだとしたら、それはわたしの責任だと思いました。
だって、彼ら/彼女らに一連の助言や指導をしていたのは、わたしたちですから。
なので、すぐにその場に行き、
「何か、不都合がありましたでしょうか?」
と、注意をしていた顧問の先生に尋ねました。
すると、顧問の先生は、ものすごくバツの悪そうな顔をして、しばらく沈黙した後、
「…いや、校内放送はダメだから。」
とおっしゃいました。
なので、わたしは、「え。だって、いつも平気だったし、昨日は他の団体も校内放送使ってましたよ。」と言いました。
だって、おかしいじゃないですか。昨日は良くて、今日はダメなんて。
すると、顧問の先生は、「…昨日は、でしょ。」
と言ったあと、「今日は、図書室で会議があるからダメなんだって。」と事情を説明してくれました。
そしてそのあと、「…俺も、こんなときに会議やるなんておかしいと思うんだけどさ。」と付け加えました。
まったく、その通りです。
学校関係者のみなさん。教員のみなさん。わかってますか?
文化祭は、「特別活動」なんです。
きちんと、生徒に保障されなければならない、教育活動なんですよ!?
そこで行われていたのが、どんな重要な会議なのか、わたしは知りません。
その日の前日に学校付近で不審者が出たとかいう話もあったし、そのための緊急会議だったのかもしれません。
(まぁ、それだったら、わざわざ図書室で一日かけてやることもないだろうから、当然、違いますが)
それにしても、なぜ、校内放送が利用できなくなるのか、まったくわかりません。
しかも、突然に…です。
さらに言えば、現役生の様子を見たり聞いたりするかぎり、事前になにも連絡されないまま、突然、流れの中で決まったみたいだし。
事前説明もないまま、すぐに注意や説教が発動されるなんておかしい。
相手が生徒だから許されるんですか?
自分より目下のものだから、どんな不合理なことをしても許される…ってそんな論理が垣間見えてなりません。
本当に不愉快。
生徒の私物化もいいところです。
教育活動もまともに保障できんくせに、えらそーなこと言うな!
…とこの場を借りて申し上げたい。
しかも、高校だから、生徒はちゃんと金払ってきてるんですよ?
わかってるんでしょうか?
わたしやGK氏は一銭もお金もらわなくったって、演劇部の生徒たちに、どうやったら意味ある経験をしてもらえるか…って、いつも必死に考えてます。
他のOBやOGたちだって、そりゃぁ、第一義的には自分たちが楽しみに来てるだけかもしれないけど、現役生に自分たちと同じように楽しい経験がしてもらいたい…って、「芝居は楽しい」…って思ってもらいたいと思って、無理矢理、休みあけて手伝いにきてる。
それなのに、生徒たちに教育的な機会を提供する職業にある人たちが、そんなふうに、生徒の教育機会を疎かにして、さらに、邪魔までしているのかと思うと、なんだかすごく悲しくなるのです。
教員って授業してれば、それでいいの?
そういう時代になってきた…って話には聞くけれど、それをものすごく実感してしまいました。
現場の教員は忙しいから。…そんなことわかってます。
だけど、そのせいで、生徒の教育機会まで奪われているのだとしたら、それはさすがに、断罪すべきだと思うのです。