ほほえみには お金がかからない
けれども ほほえみは 多くをあたえます
ほほえみは 受けとる者を 豊かにし それでいて
与える者を 貧しくはしない
家庭に幸せを 仕事場に善意を
もたらす ほほえみ
それは 友情のしるしです
疲れた人に やすらぎを
望みを失った人に 希望を
悲しみに沈む人に 明るい太陽の 光をあたえる
ほほえみよ
けれど ほほえみは買えません
乞い求めることも
借りることも
盗むことも できないのです
疲れきって ほほえむ力さえなくした人がいたら
そんな人に あなたのほほえみを 上げてください
もう何も与えるものがなくなった人こそ
ほほえみを必要としているのですから……
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「すてきなあなたに」というエッセーの本は、月毎の章立てになっていてる。月が変わる頃に読むようにしていて、今年は、「すてきなあなたに3」を読み進めている。
その「六月の章」に紹介されていた詩。心に残しておきたい、今の自分にしっくりくる詩。
写真は、関係ないけど、花が次々咲いたカワラナデシコ。