丁寧な暮らしを心がけている。何をやるにも、時間をかけて丁寧にやるのとぞんざいにやるのとでは、結果が異なるのはもちろん、やった後の心の満足感が全く違う。どうせ、やらなけれはならないことなら、満足感が得られる方が嬉しい。掃除をするのもお料理をするのも、洗濯物を干すというような小さな事柄でも。 そうは言っても慌ただしい毎日、時間は限られる。私の場合、ウィークデーは、朝のお参りとお弁当しか作っていないと言っても過言ではない。それでもいいと思う。自分の中にルールを作り、これたけはというものを決める。それをきちんと継続することが、丁寧な暮らしにつながると思う。 先日、大好きな暮しの手帖の編集長の松浦弥太郎さんの本を本屋でみつけた。「そうそう。」と思うところたくさん。「確かにそうかも。」と新たな気づきも。早いことがよいとされた時代から少しずつ逆方向に戻ろうとしている時代の流れを感じる。私にとっては、嬉しい傾向だな。(ゆ)
庭のチューリップが咲き始めた。これは、ガンダースラプソディという品種。密集して咲かせたかったので球根の間隔を狭くしたのだけど、ちょっと詰めすぎたかな?大小、親子みたいに咲きました。
そう言えば、 以前、花屋の前に「ご自由にお持ち下さい。そのまま水やりすれば来年も咲きます」と書かれた咲き終わったチューリップの鉢が置かれていて、それを持ち帰って社宅の庭に植えたことがある。アプリコットというピンクの素敵な色合いの品種。翌年、書いてあった通りにかわいい花を咲かせてくれた。でも、翌日見ると花先がちょんと切られて影も形もない。その庭は、誰もが通れて遊べる敷地の一画にあったので、多分子供が道端の花と同じ感覚で持っていっちゃったんじゃないかな?とても悲しかったけど、子供が満面の笑みで持ち帰ったところを想像して自分を慰めた。ピンクのチューリップを見ると一日だけ楽しませてくれた小さなかわいい花を思い出す。(ゆ)