君影荘日記

東京の片隅の、小さな家の日記です。

壮行のプレゼント

2014-05-29 08:20:12 | 
壮行のプレゼント
同期の仲良しがニユーヨークに赴任することになった。懐かしいメンバーで壮行会を開いた。プレゼントを選ぶのは私の役。海外の一人暮らしでちゃんとご飯を食べてもらうために、食卓を楽しくするプレゼント。 とはいえ、割れ物は運ぶのに気を使うし重くてもいけない。選んだのは漆塗りのスプーンと、黒檀の象巌細工の箸置き。 我が家で漆塗りのスプーンを使い始めたのは十数年前。それ以来ステンレスのスプーンが使えなくなるほど、使い勝手がいい。熱いものも冷たいものもちょうど良い舌触りにしてくれる。スープはもちろん、カレーやシチュー、ヨーグルトを食べるときも愛用中。 とはいえ、スプーンはそのまま口にいれるため、形で使い勝手が違ってくる。朱色の別の形のものを、違うお店で買ったのだけど、口に合わず、使うのは黒ばかり。 そんなこともあり、我が家のスブーンを買った松屋銀座まで行ってみた。店頭には並んでなかったけど、「確かここでこんなスプーンを買ったのだけどないかしら?」と聞いたら、全く同じものが引き出しの中から出てきて、ニンマリ。黒い塗りは、和食器はもちろん、洋食器にも合うと思う。 箸置きは、日本を懐かしめるものをと見ていたら、可愛らしい桜の花と瓢の柄のものが見つかった。 昨日、渡したのだが、とても喜んでもらえたよ。離れちゃうのは寂しいけど、遠くから応援しているからね。(ゆ)


季節外れのコスモス

2014-05-28 08:06:30 | 
季節外れの
「コスモスが咲いていたよ。」先日、お散歩から帰ってきた(こ)さんは言う。私の顔が怪訝そうだったのだろう。今朝は証拠写真つき。あわてんぼうか、目立ちたがりやか。季節外れの秋桜。(ゆ)


木葉文小皿

2014-05-27 08:35:13 | 
木葉文小皿
以前住んでいた社宅のそばのリサイクルショップで買ったもの。惹かれたのは渋い色と少し凝った形。一つ一つ木葉の文が異なるのも作者の思い入れが伝わる。手仕事ならではのお皿。 通常、こういった和食器は、五枚組が常。四枚しかないのは、こんなわけ。 買ったあと家でよくみると皿の縁に小さな欠けが見つかった。リサイクルショップのおじさんのところに持っていってみると、「本当だ。おじさん、金繕いができるからやってあげるよ。」そう言われて一枚を預けた。 家に帰って残りのお皿を眺めていると、どのお皿も同じような凹みがある。「あっ、これは欠けじゃなくて、意匠としてつけられたものなんだ」そう気づき、残りの四枚を持っておじさんに説明しにいくと、「ごめん。おじさん棚から落としてお皿割っちゃった。この分今度サービスするから」 その後、サービスしてもらう前にお店はなくなっちゃった。一見、取っつきにくいけどお話しすると優しかったおじさん。 四枚のお皿を見るとおじさんのばつの悪そうな顔を思い出す。(ゆ)