君影荘日記

東京の片隅の、小さな家の日記です。

暮し手帖、戦争中の暮しの記録の号

2017-04-03 08:23:00 | 

実家の片付けをしていて、本棚のなかに見つけた一冊。
母は、若い頃、暮しの手帖を買っていた。私が小学生になった頃には、既にかなり昔のバックナンバーとなっていた二十冊くらいが部屋の上の方に取り付けられた棚の上に並んでいた。小学校三年生くらいからその棚から雑誌を抜き出しては読むようになった。生活の工夫や人形の作り方などの手芸の記事は、小学生にもなかなか興味深かった。この雑誌の記事通りに人形を作って、夏休みの宿題にしたっけ。
次々に読み進めたが、この号だけは、私の興味をひくものが全くなかったので読んでいない。一冊全部が戦争の記録と言う前代未聞の特集号だったので。

母は、この一冊だけ残していた。花森安治のメッセージ通りに。
花森安治と母の思いから私の手元に来たこの一冊。きちんと読んでみたいと思う。(ゆ)

実感を大切にする

2017-03-30 07:50:02 | 

最近、薦められて読んだ本。頭で考えていることと、体(心)で感じていることは違うことがあると言う話。
頭で考えていることが優先されて、体(心)で感じていることが封じ込められてしまうことがある。その解離が大きいと心の病気になる。
体(心)で感じていることに焦点をあてて、言葉にして、大切にしようと言うことが書いてある。
とてもしっくりくる、内容だったなぁ。(ゆ)

セレンディピティの時代

2017-01-12 13:23:00 | 

お正月休みに茂木健一郎著「セレンディピティの時代」と言う本を読んだ。
「セレンディピティ」とは、「偶然の幸運に出会う能力」のこと。

・幸せとは、放出されたドーパミンの総量で決まる
・ドーパミンは、「決まりきったこと」がきらい。予測されたことだとあまり、ドーパミンは放出されない。
・偶然の幸運に出会うためには、いろいろ行動してみることが大切。

よく自己啓発書に行動が大事と書いてあるが、脳科学的に説明されて、なるほどと思う。

一番、心に残ったのは、「可能無限」のくだり。

若い時は、「必ず次の日がある」と思っているから、あたかも「無限」を手にしているかのように勘違いしてしまう。この場合の「無限」は、実際の「無限」=「実無限」ではなく、本当は有限かもしれないが、必ず「次」があるように感じられるという意味での「可能無限」である。

若くないのに、私もそう。いつか時間ができた時にやりたいと思っていることがたくさんある。

自分の残り時間をちゃんと考えなくちゃと改めて思った次第。「生きていること」と「自分の思う通りに行動できること」は違う。行動できる今、やりたいことをやってみよう!(ゆ)


ソウルメイト

2016-07-30 11:00:00 | 


「ソウルメイト」(馳星周)という本を読みました。チワワ、ジャーマンシェパード、バーニーズマウンテンドッグなど、それぞれの犬と飼い主の関わりを描いた短編集です。
海外のある国では、犬は、ソウルメイトと呼ばれているそうです。
魂の友達。なんだかわかる気がする。(こ)