君影荘日記

東京の片隅の、小さな家の日記です。

アンティークテーブルのセルフケア講座

2016-01-24 18:52:34 | 古いもの

我が家のアンティーク家具のほとんどが、菊川に本店のあるクルス オー アンティークのもの。その、クルス オー アンティークが、15周年記念のイベントとして、日頃のお手入れ方法の講座を開いてくれた。昨日、それに参加して、輪じみの取り方、ワックスの塗り方を教えていただいた。「できれば一ヶ月に一回、ワックスを塗るお手入れをしてほしい。特に寒くて乾燥する時期は、その前のお手入れが大切。」その言葉に、道具を取り揃え、今日は、やる気満々。左から輪じみを落とすためのオールメタルポリッソュ、ワックスを落とすワックスリムーバー、ワックス。

かなりお手入れしていなかったダイニングテーブル。ごめんね。と言いながらお手入れ開始。

仕上げの乾拭きをしてテーブルが輝いてくると、私の心も輝く気がする。テーブルも心なしか喜んでいるよう。美しく住まうため、これを習慣にしたいな。一ヶ月に一回は、ハードル高そうだけど。(ゆ)

衣装箪笥も夏支度

2012-07-17 08:10:31 | 古いもの
衣装箪笥も夏支度
 衣装箪笥も藍染の布に衣替え。一気に涼しげな感じになる。
 この衣装箪笥は、ちょうど10年位前、古い社宅に入居した頃に買ったもの。友人達とインテリアショップ巡りをしていた。家具屋さん、アンティークショップ、雑貨屋さん。そんな中、和物の骨董屋をのぞくとこの衣装箪笥が置いてあった。引き出しの前板の艶が質の良さをうかがわせる。さらに前板の金具がうさぎの形になっている。一目惚れしちゃった。でも値段相応かよくわからない。翌週、目利きのできる義母にも一緒に見てもらった。良いものだから気に入ったなら買いなさいとのアドバイス。ちょっと値切ってもらって買っちゃった。
 この衣装箪笥、二段ずつ分かれているので横に並べることもてきる。置き台としても使える重宝な家具。昔の人は良く考えているね。(ゆ)
衣装箪笥も夏支度



町田の骨董市

2012-04-01 22:44:33 | 古いもの
町田の骨董市
毎月1日に開催される町田の骨董市。土日に重なる時に訪れるようにしている。今日4月1日も行ってきた。暖かくなった日差しの中、多くの人でにぎわっていたよ。今日の獲得品は、小さなガラス瓶。ふたもついている。ドレッシングを入れたりしょうゆさしにしたり、小花を飾る一輪差しにもなりそう。1500円の値札がついている。お安くなりますか?と聞いてみると、おじさんは、原価割れだな、でも引かないのも愛想がないからと言って少しだけ値引いてくれた。1300円。そんなやりとりも少しずつ楽しめるようになってきた。合理的な世の中、気持ちの通い合いで値段の変わる原始的なやりとり。それも骨董市の魅力かな。(ゆ)


花模様の鉄瓶

2011-10-13 09:59:31 | 古いもの
花模様の鉄瓶
 最近、起きぬけに白湯を飲む。朝、汲みたての水を鉄瓶で沸かすのだ。鉄分もとれていいように思う。心なしか電子レンジで温めたものより美味しい気がする。
 この鉄瓶は、前に住んでいた千歳船橋の馴染みになった古物屋さんで手に入れた。当時、NHKの「美の壺」と言う番組で鉄瓶のテーマの回があり、ちょうど欲しくなっていた頃だった。店先に鉄瓶がおいてあり、手にとって眺めていた。ちょっと小さいかな、錆びて汚いな。そんな時、お店のおじちゃんが声をかけてきた。「鉄瓶は素手でさわっちゃダメだよ。手油がつくからね。」「鉄瓶が欲しいのか。そのうちもっといいのが出てくるから、待ってな!」それからしばらくたって、この鉄瓶が店先に並んでた。おじちゃんは、満面の笑みで言った。「これはいいものだから買うといいよ。オークションで手に入れたんだから。」と。確かに可愛らしい菊の花模様は珍しいし、大切に使われたのだろう、表面は味わいのある艶がある。
 その時から日本茶を入れるときはこの鉄瓶で湯をわかす。強火は厳禁なので、弱火でゆっくりと。待つ時間も楽しくなる可愛らしい鉄瓶。毎日使うと中に湯あかがついていいのだって。そして布巾で表面をひと拭き。そうすると中も外もいい感じに変わっていくらしい。正に、鉄瓶を育ててる感じ。もちろん素手では触らないよ。(ゆ)