君影荘日記

東京の片隅の、小さな家の日記です。

桜のつぼみ

2013-01-31 08:55:19 | お出かけ

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週末、野川にお散歩行った時に撮った桜のつぼみ。桜は、前の年の夏に花芽をつけて、冬を越す。寒い日々を過ごすことで眠りから覚め、開花の準備を始めるとのこと。もう目覚めて準備を始めたかな?春のやわらかな日差しのなか花開くのを夢見ながら。(ゆ)


ぶさいく

2013-01-30 08:26:08 | 

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朝日の当たるベッドの端が、(は)のお気に入りの場所。気持ちがよいからしまりのない顔になっちゃうのかな。ぶさいくちゃんになりました。(ゆ)


湯葉と豆乳鍋

2013-01-29 09:17:51 | 

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冬恒例の週末の鍋料理。鶏の豆乳鍋を作ってみた。無調整の豆乳をそのまま火にかけると、上に膜ができるが、それが湯葉。湯葉も食べたいし、鶏の柔らか鍋にもしたい。鶏の柔らか鍋にするためには、鶏を冷たい汁の状態から入れて沸騰後、30分、火を止めて寝かせる必要がある。そこで、考えた。湯葉は一人用の土鍋で作り、その間に大きな土鍋で、少し豆乳を減らした汁で鶏の柔らか鍋を作ることに。

出来立ての湯葉は、わさび醤油で味わう。一枚湯葉ができるのに一分くらいかかる。鍋を見つめる時間はちょっと楽しい。

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ひとしきり湯葉を堪能した後、豆乳を大きな土鍋に加え、豆乳鍋に。味付けに、味噌を加えるのと最後にごま油をたらすのがポイント。風味とコクが増して豊かな味に。
そうそう、翌日ご飯を入れて作ったリゾットもおいしかったな。三つの味が楽しめる豆乳鍋。おすすめ!(ゆ)


節分の飾り

2013-01-28 08:28:19 | 

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今度の週末は、節分。お正月飾りを片付けて節分の飾り付けをしてみたよ。鬼の顔の土鈴に、鬼退治の道具、豆とすりこぎ。鬼除けのために、イワシの頭をヒイラギの枝に刺したものを玄関に飾る慣わしにちなんで、姫ヒイラギの盆栽と煮干しの頭(豆の上にのせてみた)。
 姫ヒイラギの盆栽に寄せ植えしたヤブコウジの赤い実は、残念ながら鳥に食べられてしまったみたい。早く雪割草が咲いてくれるといいな。
 本当は、この飾りは玄関に置こうと思っていたけど、(は)がすごい早さで盗み食い。お豆がちょっと減っちゃった。衣装箪笥の上に飾ったのはそんな訳。(ゆ)



君影荘ができるまで 第1回 思い描く理想の家(その1)

2013-01-27 23:11:37 | 君影荘ができるまで

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「君影荘ができるまで」について少しずつ連載してみたいと思う。

第 1 回 思い描く理想の家 (その1)

 いつか家を持ちたいと思っていた。古くなるほどに味わい深くなる家、季節の移ろいが感じられる庭。そう思うようになったのは、築40年の社宅に住んだことによるところが大きい。

その社宅は、23区内の駅から徒歩8分の場所にもかかわらず、自然の残る広い敷地内に贅沢な配置で建てられていた。建物と建物の間には桜が植えられ、その下にはたんぽぽやスミレが咲くのどかな空間が広がっていた。

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建物は、古い団地の造りで、 六畳程のダイニングキッチンに六畳と四畳の和室。44㎡の小さな空間だった。私達は1階に住んだ。低い天井のため、外の光が部屋の中まで届かず、ダイニングキッチンは北側のひんやりとする暗がりの中にあった。木の格子にすり硝子をはめこんだ内窓がつけられ、その窓には手でねじ回しする鍵がついていた。どことなく幼い頃過ごした家に似ていた。そのせいか、古くて狭い社宅だったが、私の心は落ち着いた。ここは、スタイリッシュな家具は似合わない。そう感じ、シンプルなアンティークのダイニングテーブルとチェアを手に入れた。テーブルの上の真鍮とすりガラスのスタンドを灯すと、レトロなカフェのような居心地のいい空間が生まれた。

 私たち夫婦も友達もこの雰囲気がとても気に入った。本来の自分のスピードとかけ離れた目まぐるしい毎日の中で、ほっとできる場所を求めていたからかもしれない。長い時間を経た家や家具は、どっしりとした落ち着きがあり、時の流れるスピードをゆるめてくれた。

 庭に面した畳の部屋に寝転ぶと、桜の木がのぞめた。春には、つぼみが開いていく様を寝ながら楽しんだ。もちろん外に出れば、満開の桜も独り占めできた。

第2回につづく。 (ゆ)

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写真: 庭に落ちてきた桜の花を拾い集めたもの。