まーどんなぶろぐ

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■似非 美食家

2006年11月23日 | 日毎の些事・食
麻布十番あたりは三方を高台に囲まれた坂下のくぼ地に位置していて 庶民的な商店街として賑わっていましたが、 昨今では六本木ヒルズから歩いても来られるので、 羽振りの良い新業態のオフィスで働く若手の人たち御用達と思われる 小洒落た飲食店が多くなりました。

そんな中、私もけっこうミーハーなので、 グルメ雑誌やテレビ番組への露出度アップで なかなか予約が取れない… と言われている和食の人気店 ”か・・・” へ行って おまかせコースのお食事をしてきました。

この日は上質のまつたけ、ふぐ、かに、牡蠣などをふんだんに使ったお料理が出され、 このお店の名物、トリフを使ったご飯物は 黒トリフと白子のぞうすいでした。 

高級食材と言われるものを料理し、それなりの器に盛り付けて出されるので、必然的にけっこういいお値段になります。 しかし、違った見方をすれば、 あのお店であの値段を客から取るのは如何なものか…、 と首をかしげたくなってしまいました。 

ケチをつけるわけではありませんが、 選りすぐり食材を使うなら、お料理を出す際に説明があって然りだと思うんですが、 こちらがいちいち尋ねないと何の説明もないというのは… どうなんでしょうね。 ひょっとすると、このお店のご常連さんは、値段が高けりゃいい、 食材の産地なんかはどうでもいい、 といった無粋な人たちばかりなのでご亭主もあえて語らず、 になってしまったのではないでしょうか。 ちょっとがっかり。