旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

それいいね

2017年11月04日 15時11分24秒 | 日々のこと
長野の祖父が青之介の名前を書いた紙(あれ何ていうんやろ?)を送ってくれた。

「青之介 平成29年9月22日生」

それを福が「あおのすけ、へいせい29ねん9がつ22にち いきる」と読み上げてくれた。
学校で漢字の学習が始まった福。素晴らしい読み間違いだ。
そうだね、これは「いきる」と読んで大正解だね。100点。ハナマル。

かぼちゃ祭りを終えて

2017年11月03日 13時03分48秒 | 日々のこと
ハロウィンのことである。私は全く興味ないし、参加する気もゼロ。死人の格好をして街へ繰り出す
神経がよくわからん。まあ、それはいい。

福がクラスメイトから手紙をもらってきた。それはハロウィンのお誘いの手紙で場所は近所の
某国領事館。私はスルーしとけばいいやと思っていたのだが、ダンナ氏が「めったに入れない場所
だから行ってみよう!」と持ち前の好奇心を発揮。ダンナ氏と福星で参加することになった。

問題は仮装だ・・・きっとみんな本気で仮装してくるはず。さてどうしたもんだか。
100円ショップなどで簡単にそろえることもできたが、その後すぐゴミになるのが嫌だ。
シーツとゴミ袋でもかぶって行かせるか、と考えていたら二人が仮装の衣装を作りたいと言う。
「どうぞ、どうぞ材料はいくらでも用意します。」と見守っていると半日かけて思ってもいなかった
ような素敵な衣装を協力して完成させていた。魔女とほうきと怖い人(笑)

喜びいさんで出かけていったのだが、領事館に着いた途端まわりのクラスメイトの衣装と
自分が用意した衣装との違いに気づき、結局仮装せずにお菓子だけもらって帰宅してきた。
「恥ずかしかった」と福は言っていたけれど私はピンときたので二人だけになった時に
「買ってきた衣装のほうがよかった?世界でひとつの素敵な恰好だったからかあちゃんはそれが
一番いいと思ったよ」と言うと「でもなんか変やった。買ってきたやつがよかった」と言う。
家ではあんなに喜んでほうきをふりまわしていたのになぁ。写真とってー!と大騒ぎしてたのになぁ。

“みんなと一緒がいい”“男はこれ、女はこれ”“一人だけ違うのは変だ”
福の口から最近こんなニュアンスの言葉が増えてきた。保育園の時はみんな違うことが当たり前で
自分でつくったものが最高の宝物だったのに今はカードやらゲームが欲しいと言う。
これも成長で誰もが通っていく過程であるとは理解しているが、産まれたときは無限に広くて見えなかった
「枠」がどんどん狭くなってきているのを感じる。やがて手を伸ばせばその「枠」に届くようになり
そしてぎゅうぎゅう押してもその「枠」からはみ出すことはできなくなるのだろう。
はみ出すことに費やすエネルギーをもっと別のことに使うことができれば、もっと早くに自由になるのに。
でもそれは私が大人だから簡単に言えること。
学校という集団生活の中に身を置く子どもにそれを伝えるのは簡単なことではないし、「枠」に押し込めている
親が「人と違ってもいい、あなたは自由」といくら口でいっても矛盾がある。

ハロウィンから帰ってきて、ゴミ箱に直行した衣装が悲しかった。